122年の歴史に幕!広島の映画館「大黒座」ありがとう、さようなら!

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閉館する大黒座の壁にサインをする『サケボム』濱田岳

 広島・福山市にある映画館「大黒座」が、建物の老朽化などから8月いっぱいで122年の歴史に幕を閉じる。同館は現在、「大黒座感謝の映画祭」と題したイベントを連日開催中で、23日には映画『サケボム』の俳優濱田岳妹尾浩充プロデューサーの舞台あいさつが行われた。

 映画祭では福山出身の中野裕之監督『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』(2014)の大音量上映や、佐藤信介監督が選ぶ「最後に観たい1本」として米映画『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981)が上映された。『サケボム』も妹尾Pが福山出身であることから参加が決定。濱田はNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』とフジテレビ系『HERO』の収録という多忙な時間をぬっての来場となった。

 濱田は「僕が『サケボム』で初めて海外の映画祭(ハワイ国際映画祭)に参加させてもらった時はまだ、日本公開ができるかどうかわからない状態だった。それが日本で無事に公開され、さらにキャンペーンの最後になるであろう場所が大黒座になるなんて。良い流れが出来てうれしい」。劇場内の壁は、来場者のメッセージで埋め尽くされているが、濱田もそこに「来られてよかった」と綴り、素直な気持ちを残していた。

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来場した濱田岳(写真左)と福山出身のプロデューサー妹尾浩充

 上映前には市内から足を延ばして鞆の浦を観光したという。しかし同所は、黒田官兵衛の元主君・小寺政職が織田信長に背いて毛利側に寝返り、身を隠した末に最期を迎えた場所と言われている。「黒田官兵衛」で黒田家の筆頭家老・栗山善助を演じている濱田は「ガイドさんから歴史を聞きながら、『ウチの殿(官兵衛)がいろいろしてゴメンね』と胸が痛かった(苦笑)」と語りつつ、何かと縁のある福山を満喫していたようだ。

 大黒座は8月31日に鞆の浦がモデルとなった『崖の上のポニョ』(2018)、福山ロケが行われた松山善三監督『泣きながら笑う日』(1976)と長崎俊一監督『少女たちの羅針盤』(2011)の上映をもって閉館する。(取材・文:中山治美)

映画『サケボム』は福山駅前シネマモードで9月5日まで上映

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