田原総一朗、フランスの巨匠アラン・レネ監督の遺作に「わかりにくい」と苦笑

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巨匠アラン・レネ監督の遺作に「わかりにくい」と語りながらも賞賛の言葉も送った田原総一朗

 ジャーナリストの田原総一朗が1日、岩波ホールにて行われた、フランスの巨匠アラン・レネ監督の追悼上映会のトークイベントに登場した。田原は、レネ監督の遺作となった『愛して飲んで歌って』について、「お笑いの映画らしいんだけど笑えない。難しい映画で振り回された(笑)」と率直な意見を語り、会場を沸かせた。

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 昨年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した『愛して飲んで歌って』を遺し、91歳でこの世を去ったレネ監督。没後1年に当たるこの夜、レネ監督の名を一躍世界に知らしめた、世界で初めてアウシュヴィッツ強制収容所で行われたことを公にしたドキュメンタリー映画『夜と霧』(1955)が35mmフィルム上映されることとなった。

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 田原は、『夜と霧』で強制収容所を初めて見たそうで、「痛烈な作品」だったと述懐。また、強制収容所だけを撮影し、全編ナレーションであることに、「(撮影)当時、強制収容所に入れられても殺されずに生き残った人や、ナチの関係者も生きていたと思う。僕なら当然、こういう人たちを取材したと思う」と、ドキュメンタリー映像を手掛けたこともある田原ならではの思いを吐露。しかし「それをやらないところが逆に、ユダヤ民族をなくしてしまおうというナチ、ヒットラーの恐ろしさやすさまじさが鮮烈に伝わってくる気がする」と、本作が持つ強烈なメッセージ性について語った。

 そんな『夜と霧』は、田原にとって「わかりやすい」作品だそうだが、その後の作品は「難しい」と渋い顔。田原は「アラン・レネはきっと、あまりにもわかりやすい映画を作ったから恥ずかしい思いをして、あとは全部わかりにくい映画にしたんじゃないかな」とニヤリ。さらに、『愛して飲んで歌って』は、フランスのエスプリとイギリスのユーモアが融合した、3組の男女をめぐる軽妙洒脱な人間ドラマだが、「主役は出てこないでしょ?」と内容に触れながら、「わかりにくいもいいとこ」とぶっちゃけたが、「90歳を超えて映画を作るってすごい!」とレネ監督の偉業に称賛の言葉も送った。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『愛して飲んで歌って』は全国公開中

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