ダニエル・ラドクリフ主演「グランド・セフト・オート」のテレビ映画にビル・パクストンも

　世界中で人気を集めている犯罪ゲーム「グランド・セフト・オート」のクリエイターと、ゲームでの暴力描写の禁止を求めた弁護士の闘いを描くBBCのテレビ映画「ゲーム・チェンジャー（原題） / Game Changer」にダニエル・ラドクリフとビル・パクストンがキャスティングされたとThe Hollywood Reporterが報じた。

【写真】ダニエルにツノが！『ホーンズ　容疑者と告白の角』ギャラリー

　「グランド・セフト・オート」は、車両窃盗や強盗などの犯罪行為を行うアクションゲーム。街中を舞台にプレイヤーが自由に動きながらミッションをこなしていくという自由度の高さが人気な一方、誰彼構わず巻き添えにすることも可能というその過激な内容が問題視された。

　ダニエルが演じるのは「グランド・セフト・オート」を手掛けた米ゲーム制作会社ロックスター・ゲームズの創設者の一人で社長であるイギリス人サム・ハウザー。ビルはゲームでの暴力描写を問題視するフロリダの活動家ジャック・トンプソンを演じる。

　トンプソンはラップやセックスを放送するメディアをバッシングする弁護士として有名になり、その後、矛先をテレビゲームに移している。2008年にはふさわしくない行動を取り弁護士資格をはく奪されたことでも知られる。

　90分となる同テレビ映画は、デヴィッド・クッシュナー著のノンフィクション本「Jacked: The Outlaw Story of Grand Theft Auto」を基に、テレビドラマ「ザ・ローマ　帝国の興亡」のジェームズ・ウッドが脚本を執筆。監督はイギリス人監督オーウェン・ハリスが務める。撮影は4月20日からスタートし、イギリスのBBC TWOで放送される予定だという。（澤田理沙）