渋谷すばる、AKB48、乃木坂46…人気監督2人がアイドル起用の効果を明かす

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山下敦弘監督と廣木隆一監督 - 写真:中山治美

 イタリアで開催中の第17回ウディネ・ファーイースト映画祭に参加している映画『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督と『味園ユニバース』の山下敦弘監督が現地時間26日、日本在住の米ジャーナリストであるマーク・シリングの進行でトークイベントを開催した。

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 前者は元AKB48前田敦子、後者は関ジャニ∞渋谷すばると両監督共にアイドルを起用、さらにオリジナル脚本での映画化という共通項がある。海外同様に日本でも原作ありきの商業映画が主体となっているだけに、興味深い傾向と受け止められたようで、その企画意図や、日本映画界の現場についての質問が中心となった。

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 廣木監督は『さよなら歌舞伎町』での前田の起用について「山下監督の映画(『苦役列車』と『もらとりあむタマ子』)を観て興味を抱き、素直にキャスティングしました。子役として活躍していた染谷将太とアイドルグループのトップだった彼女となら、良い効果が出るのではないかと思った」と理由を説明した。

 一方、『超能力研究部の3人』で乃木坂46とも組んだ山下監督は「全てオリジナル脚本だし、監督としては自由度がありました。ただ前田さんは国民的アイドルだったので(劇場に)客がくるかも? と思ったけど映画を観に来なかった。対して渋谷さんのファンは映画を観に来てくれた。女性アイドルと男性アイドルでは、ファンの質が違うのかな? というのを実感しています」と分析してみせた。

 また日本では、上からの圧力を懸念してのメディアの自主規制という風潮が話題となっているだけに、シリングから「映画も政治に対して強いメッセージを発信するのは難しい状況にあるのか?」という質問も飛び出した。『さよなら歌舞伎町』の大久保ロケでヘイトスピーチのシーンを入れた廣木監督が「映画は記録でもある。政治的というよりは、今、僕らがつくっている時代を反映している映画にしたいと思った」と語る一方で、山下監督は「3.11のときも周りから何かやらなければという見えない空気があったが、これは逃避かもしれないけど、そういうときこそ真逆な映画をつくりたいと思う」と本音を明かした。

 両者は中規模の作品をコンスタントに発表している日本映画界の中では恵まれた地位にいるが、その中での闘い方は微妙に異なるようだ。ただし過酷な撮影環境は売れっ子になろうが変わらぬようで、廣木監督が「『さよなら歌舞伎町』は2週間で、ほとんど寝ないで撮影しました。初めて現場で寝ましたもん。5秒ぐらい気を失ってましたからね」と告白すると、会場から笑いが起こっていた。(取材・文:中山治美)

第17回ウディネ・ファーイースト映画祭は5月3日までイタリアで開催

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