カンヌ映画祭、28年ぶり女性監督作で開幕!「男か女かは関係ない」

第68回カンヌ国際映画祭

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オープニングセレモニーに登場したエマニュエル・ベルコ監督とカトリーヌ・ドヌーヴ - Traverso / L'Oreal / Getty Images

 現地時間13日、第68回カンヌ国際映画祭が映画『なぜ彼女は愛しすぎたのか』などのエマニュエル・ベルコ監督の新作『スタンディング・トール(英題) / Standing Tall』の上映をもって開幕した。女性監督作がカンヌ映画祭のオープニングを飾るのは、第40回のディアーヌ・キュリス監督以来28年ぶりのこと。

 同作は、家庭環境に問題を抱えトラブルを起こしてばかりの少年マロニーが、少年裁判所を何度も訪れながら6歳から18歳になるまでを、彼を救うためにひたすら尽力する裁判官とカウンセラーの姿と共に描いたフランス映画。脚本に魅了されたという『シェルブールの雨傘』などの大女優カトリーヌ・ドヌーヴが裁判官役、『ピアニスト』のブノワ・マジメルがカウンセラー役、新鋭ロッド・パラドットがマロニー役で出演している。

 子供たちを救うことがいかに難しいことであるかを描くと同時に、その重要さを丹念に映し出したベルコ監督は、「わたしたちはこの映画を(少年裁判所の裁判官やカウンセラーといった)光が当てられることのない職業の人々にささげています。オープニング作品として上映されることで話題になれば素晴らしいことだと思います」とコメント。

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 女性監督として28年ぶりにカンヌ映画祭のオープニングを飾ったことについては「それが重要なことだとは思いません。作品が選ばれたわけであって、それが男性監督か女性監督の作品かは関係ないことですから」とさらり。「わたしは女性監督がマイノリティーだとは感じません。ほかの国ではどうかわかりませんが、フランスでは女性監督にも同じようにチャンスがありますし、若い世代もどんどん出てきています」と女性だからと騒がれることを不思議に思っている様子だった。

 また、俳優デビュー作で問題児を繊細に演じ切ったロッドは、「役者になるなんて思っていなかったし、僕にそんなことができるなんて思いもしませんでした。でも映画館で映画を観るのはとても好きだったから、役者を続けられるのなら光栄です。とても楽しかった。世界に向けてメッセージを送ることができるというのはとても感動的でした」とまだあどけなさが残る表情で語っていた。(編集部・市川遥)

第68回カンヌ国際映画祭は24日まで開催

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