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坂本真綾「攻殻機動隊」草薙素子を卒業!寂しくも晴れやか笑顔!

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左から黄瀬和哉総監督、冲方丁、コーネリアス、坂本真綾、野村和也監督、石川光久
左から黄瀬和哉総監督、冲方丁、コーネリアス、坂本真綾、野村和也監督、石川光久

 人気声優の坂本真綾が20日、新宿バルト9で行われた『攻殻機動隊 新劇場版』初日舞台あいさつに出席、自身が声を務めた草薙素子役からの「卒業」に晴れやかな顔を見せた。この日は脚本の冲方丁、音楽のコーネリアス(小山田圭吾)、野村和也監督、黄瀬和哉総監督、そして製作総指揮を務めた石川光久も来場した。

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 士郎正宗が発表したSFコミックを基に、主人公・草薙素子の過去と、攻殻機動隊の起源を描き出した本作。押井守が手掛けた映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995年)で少女義体の素子の声を担当した経歴を持つ坂本は「15歳のときに初めて『攻殻』の世界に参加して。20年後にまた素子をやるなんて思っていなかった」とコメント。また、音楽を担当したコーネリアスについて「この作品のおかげで巡り合わせていただいて。ご縁に感謝しています」と笑顔を見せた。

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 続けて「(同作関連の)舞台あいさつでは、毎回テーマを考えていた」と切り出した石川は、「(EXILE、三代目J Soul Brothersの)NAOTOさんが来た完成披露は『若い女性をわしづかみ』。押井(守)さんと神山(健治)さん、黄瀬と冲方さんと石川が登場した前夜祭のテーマは『(5人の頭文字をとって)KIOKU』。そして今日のテーマは考えに考えて『坂本真綾。25歳。青春』としました」と宣言。

 冲方によると、昨日の前夜祭イベント後に飲みに行った際に、押井が「真綾はうまくなったね。『GHOST~』に出たときは本当に小さかったのに。あのときは5歳くらいだったっけ?」と言っていたという。それを受けて坂本が「そのままいくと今、わたしは25歳ということになる……という話を石川さんはしていたと」と補足すると、会場の微妙な雰囲気を察して「石川さん、すべりそうになると人にふるのやめてもらえますか!」とツッコみ、会場を沸かせた。

 そして最後に「先ほど、小山田さんとのご縁に感謝したいと言いましたが、縁というものはわたしが大切にしたいもの。素子をやるのはご縁だったと思う」と切り出した坂本。「本当は逃げ出したいくらいの大きなプレッシャーはありました。でもやってみたいなと思い、愛を注いだ作品です。草薙素子でいるのは本日で最後。卒業は寂しいですが、幸せな気持ちで任務が完了したと思います」と晴れ晴れとした顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

『攻殻機動隊 新劇場版』は全国公開中

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