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木村拓哉が語る「変わらないもの」とは

映画『HERO』インタビュー

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映画『HERO』より
映画『HERO』より - (C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社

 8年ぶりにスクリーンに帰ってきた映画『HERO』(2015)で、主人公・久利生公平を演じた木村拓哉が、14年半にわたるシリーズについて、そして自身が携わる作品への変わらない思いを語った。

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 木村は開口一番「(映画化は)一言で言うとすごく照れくさいです」と語る。「映画というカテゴリーに、あらためてはめていただいた感じが……」と少し申し訳なさそう。おそらくこのシリーズは、木村にとってそれだけ身近な存在なのだろう。

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 彼が演じる主人公、久利生検事は映画でもドラマと何ら変わることのない姿勢を貫く。今回は、ある国の大使館の裏通りで起きた交通事故を担当。事件の真相を追うが、大使館は「治外法権」で守られており、日本の司法が及ばない。「ダメージのデニムをはいた検事が大使館のベルを鳴らす……久利生じゃなかったら、たぶん許されていませんよね。大使館をめぐる約束事は、それで国と国とのバランスが保てているわけですから。でも、久利生は『なんで?』と突っ込んでいく。今まで皆さんが『HERO』という作品とコミュニケーションをとってくれていたからこそ、成立する話だと思います」。

 そう観客に感謝する木村。また本作には、昨夏のドラマ版には登場しなかった雨宮舞子(松たか子)が復帰するというトピックもある。二人の関係の行方は気になるところだ。「映画の最後に雨宮が久利生に告げる言葉は、さまざまな受け取り方ができると思います。僕自身、撮影中には感じなかったことを、出来上がった映画から受け取りました。それにしても久利生という男は、雨宮に限らず、女性に対するアンテナに電流が流れているのかどうか、あやしいところがありますね(笑)。電波を受け取る機能、作動しているのかなあ……検事としては、事件に対してあれだけ確固とした『久利生方程式』があるのに」。

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 とはいえ、揺るぎのない久利生のキャラクターは、演じる上では「悩む必要がない」と断言。そんな木村自身にとって「変わらないもの」とは何か。「どんな作品であれ、どんな結果になるかはわからないじゃないですか。だから、一つ一つの現場の人たち(スタッフ・キャスト)を信じるってことだと思います。その人たちがいてくれるから、皆さんに作品を届けることができる。そこだけは変わらないですね」。変わらない木村による、変わらない久利生の物語。『HERO』がもうすぐやって来る。(取材・文:相田冬二)

映画『HERO』は7月18日より全国公開

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