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ジェームズ・ディーン役デイン・デハーンを説得したのはメタリカのドラマーだった!

第28回東京国際映画祭

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舞台あいさつに登壇したアントン・コービン監督
舞台あいさつに登壇したアントン・コービン監督

 伝説のロックフォトグラファーで映画監督のアントン・コービンが24日、新宿バルト9で行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『ディーン、君がいた瞬間(とき)』舞台あいさつに来場、ジェームズ・ディーン役を固辞したデイン・デハーンを説得したのはメタリカのドラマー(ラーズ・ウルリッヒ)であったことを明かした。

『ディーン、君がいた瞬間(とき)』予告編

 ハリウッドの伝説的スター、ジェームズ・ディーンの没後60年記念作品として製作された本作。そのメガホンを取ったコービン監督は、U2、デペッシュ・モードらのメインカメラマンを務めるほか、トム・ウェイツデヴィッド・ボウイ、ビョークなど錚々たる人物のポートレート写真を担当する人物だ。

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 「ジェームズ・ディーンは有名なアイコンだから、俳優にとってジェームズを演じるのは本当に難しいことだ」と認めるコービン監督であったが、そんな難役にチャレンジしたのは『クロニクル』『アメイジング・スパイダーマン2』などで注目を集めたデインだ。「デインは、ジェームズ・ディーンが大好きだったから、僕にはできないと言って、最初は監督である僕にすら会ってくれなかった」と笑いながら述懐するコービン監督。

 「でもメタリカのドラマーが共通の友人だったんで、彼が説得してくれた。最終的には会ってくれることになった」と明かす。そんなデインの演技について「彼はどんな役をやっても、実在する人物だと信じさせてくれる俳優。もちろんジェームズ・ディーンの外見だけなら似せることはできると思うが、内面とはギャップがある。デインはそれを埋める才能がある俳優だね」と称賛するコービン監督だった。

 一方、ディーンの才能に惹かれ、彼の故郷のインディアナまで密着し、写真を撮ることになるフォトグラファー、デニス・ストックにふんするのはロバート・パティンソン。「彼は『トワイライト』という小さなカルト映画に出て成功したんだけどね」と世界的な大ヒット作をちゃかして会場を沸かせたコービン監督は、「今、彼は自分の才能を証明したいと一生懸命であり、そういったところはこの役にピッタリだと思った。ロバートは直感的な俳優で、悩みや苦悩を抱えている。この2人ならいいエネルギーが生まれると思ったし、一緒に仕事ができて良かったよ」と2人の若手との仕事に満足げな顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開
第28回東京国際映画祭は31日まで六本木ヒルズ、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほかにて開催中

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