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公開延期のアニメ『虐殺器官』が再始動!

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2016年内の完成を目指す『虐殺器官』ポスタービジュアル
2016年内の完成を目指す『虐殺器官』ポスタービジュアル - (C) Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN

 アニメーション会社の経営破綻が発表されたことで、公開が延期されていた劇場用アニメ『虐殺器官』の制作が、新スタジオの下で継続されることが発表になった。監督の村瀬修功をはじめとしたメインスタッフは続投。2016年内の完成を目指すが、現時点の公開時期は未定で、すでに販売されていた劇場前売り券は使用出来なくなるため、払い戻しが実施されるという。

 同作は、2009年に34歳の若さで亡くなったSF作家・伊藤計劃の作品をアニメ化していく「Project-Itoh」の第1作。当初は11月の劇場公開を予定していたが、今年9月末に制作を担当していた株式会社マングローブが経営破綻。制作の中断と公開延期を余儀なくされた。現在は、プロジェクトの第2弾でSTUDIO4°Cが制作を手掛けた『ハーモニー』が、本日13日から当初の予定を繰り上げる形で公開されている。

 ファンの間でも公開を危ぶむ声が上がっていた『虐殺器官』だが、チーフプロデューサーの山本幸治が、同作の英語タイトル「GENOCIDAL ORGAN」から名称を取った新スタジオ「ジェノスタジオ」を11月中にも設立することになり、制作再開の目途が立ったという。

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 山本プロデューサーは、「何とか制作再開にこぎつけることができました。お客さんの期待を裏切らずに済んだことが何よりです。その責任を果たしたいという意志を示してくれたフジテレビをはじめ製作委員会各社に感謝いたします」と周囲に感謝。また、マングローブの経営破綻は業界全体の問題で、「他人事ではない」といい、新スタジオが「業界を変えていく最前線になれば」と展望を語っている。

 さらに監督の村瀬は、予想外の事態に見舞われながらも制作継続が決まったのは、「伊藤計劃さんが与えてくれた好機のようにも考えることができます」としみじみ。「ジェノスタジオ」には同作にかかわっていたスタッフも集まっているといい、「皆さんの期待に応え良い作品を作る為、スタッフ一同制作に邁進する所存です」としている。(編集部・入倉功一)

映画『ハーモニー』は全国公開中

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