令和版「仮面の忍者 赤影」に山本千尋!長い髪を操る術を使う敵役

横山光輝の忍者漫画を佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)主演で実写ドラマ化する「仮面の忍者 赤影」(10月26日スタート・テレビ朝日系で毎週日曜深夜0時10分放送※一部地域を除く)に、山本千尋が出演することが明らかになった。山本は、主人公・赤影(佐藤)の宿敵として物語のキーパーソンとなる「霞谷七人衆」唯一の女性キャラクターを演じる。併せて眼光鋭いビジュアルも公開された。
本作は、戦国時代を舞台に、天下統一を目指す織田信長に命を捧げた「忍」たちの活躍を描くアクション活劇。三池崇史が総監督、監督を務め、キャストはこれまで佐藤のほか木村慧人(FANTASTICS)、加藤諒、忍成修吾、柄本時生らの出演が決定している。
信長の天下統一を阻止するべく暗躍する、怪しい宗教「金目教(きんめきょう)」。それを支配する幻妖斎のもと、赤影たちを苦しめる幹部「霞谷(かすみだに)七人衆」。山本は、霞谷七人衆に属し、長い髪を操る術を使う・闇姫 (やみひめ)を演じる。
山本は中国武術の達人で、2008年と2012年に「世界ジュニア武術選手権大会」で「槍術」部門の金メダルを獲得。2010、2011、2012年に「JOCジュニアオリンピックカップ」の「長拳」「剣術」「槍術」部門で優勝、2015年に映画『太秦ライムライト』の演技で「ジャパンアクションアワード」ベストアクション女優優秀賞を受賞。長拳普及指導員、プロボクサーライセンスの資格を有する。近年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022)、「今際の国のアリス」シーズン2(2022)、「埼玉のホスト」(2023)、「新空港占拠」(2024)などのドラマや、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024)、『アンダーニンジャ』(2025)などに出演している。
山本は、闇姫役へのオファーを受けた心境について「まずは私の父が喜んでくれたのが印象的でした。テーマソングや「だいじょーぶ!」というキャッチーな言葉といった部分が鮮明に記憶に残っているようで、それだけその時代にワクワクときらめきを与えた作品なんだなと気の引き締まる思いでした。オファーをいただいた後ですが、福本清三さんのドキュメンタリー番組を見ておりまして、そこには『赤影』の現場で志強く撮影に挑む福本さんの姿がありました。このようなタイミングで私も『赤影』という作品に携われること、太秦で撮影ができることに感慨深いところがあります。敵役で悪役なのですが、役柄とは反して私の心は生き生きとしており、演じていてこのうえない楽しさも感じつつ、もっと不気味に怖くしたいなという思いや、もっと消えてしまいそうな姿でいたいなという気持ちでおります。これから上がってくる台本も楽しみでなりません」と回顧し、意気込みを語る。
また、三池崇史監督の世界観や現場の雰囲気について「今作の衣装合わせで初めてお会いさせていただいたのですが、その際に三池監督が「影を作ろうと思ってね。見えるか見えないか、本当に生きているのか。そこにスゥーッと光が入ってきて…。そんな登場を考えていてね、闇姫の」とおっしゃっていました。以前より三池監督の作品はたくさん観させていただいておりますが、照明のこだわりや画のこだわりがとても美しくて大好きなんです。だからお会いして最初の会話の中でお話ししてくださった監督に、初対面から心を鷲掴みにされました。現場でも画の作り方、演者へかける言葉一つ一つから三池監督が楽しんで作っていらっしゃることが第一に伝わり、こちらもワクワクしますし、少しでも三池監督が描いている世界観に近づきたいという思いが強まっていきます。本作を通して素晴らしい監督に出会わせていただけたこと、ご一緒させていただけたことに感謝と幸せをもって日々撮影に挑んでおります」とコメント。
赤影役の主演・佐藤の印象を「多くの子供たちが目指すアーティストと俳優、どちらでも活躍をされている方でありながら、根っからのお人柄の優しさやひた向きに努力する姿、さらに多方面において柔軟に受け入れられる心の強さと美しさが光っているのがとても印象的です。ヒーローでいうレッド、物語でいう主人公を感じさせてくださる素敵な方です。見習いたいところがたくさんある座長のもとで、日々課題をいただきながら現場をご一緒させていただけていることにとても感謝しております」と語っている。(石川友里恵)


