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自殺ほう助を裏稼業とする代理店!?大富豪は死を選ぶのか…?

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『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』ポスタービジュアル
『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』ポスタービジュアル - (C) 2015 SURPRISE FILMPRODUCTIE VOF / VARA / PRIME TIME/ RIVA FILM / FASTNET FILMS

 大富豪ヤーコブが、自殺ほう助を裏稼業とする代理店と関わったことから起きる騒動を描くブラックコメディー『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』から、自殺コースを申し込んだヤーコブが迎える奇想天外な運命の一端を垣間見ることができる予告編が公開された。

 本作の主人公ヤーコブは、オランダの貴族で大富豪のひとり息子。一切の感情を持てず人生に嫌気がさし、自殺を試みるも常に邪魔が入り死ぬことができないでいた。ある日、事故に見せかけた自殺ほう助のサービスを提供する代理店の存在を知り、喜んで依頼するヤーコブだったが、同じコースを申し込んだアンネと出会ったことで、もう少し生きてみたいと思うようになって……。死をテーマにしながらも、登場人物たちの軽快なやりとりに、いつしか引き込まれていく作品となっている。

 予告編では、陰鬱な表情のヤーコブが代理店から“サプライズ”コースの説明を受けるにつれて、どこか明るい表情になるのが印象的だ。さらには、ヒロイン・アンネと出会い、ヤーコブが人生に喜びを見出し、もう少し生きたいと願うようになったことで一変、今度は殺されぬように次から次へと代理店からの襲撃(?)をかわしていく様には思わず笑ってしまう。

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 本作のメガホンを取ったのは、オランダのウェス・アンダーソンとの呼び声も高く、1997年に『キャラクター/孤独な人の肖像』で第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム。幼少期のトラウマから感情を無くし、人生を終わらせようとする優しく孤独な億万長者をオランダの人気俳優イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ、少しとぼけた味わいのあるキュートなヒロインを『人生はマラソンだ!』のジョルジナ・フェルバーンが演じている。(編集部・石神恵美子)

映画『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』は5月28日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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