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「ウォーキング・デッド」の影響とは?ゾンビ映画に未来はあるのか

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ディープなゾンビトークが展開!
ディープなゾンビトークが展開!

 映画『ゾンビスクール!』の公開にあわせ、15日に「ゾンビスクール阿佐ヶ谷校」が“開校”、デザイナーで映画評論家の高橋ヨシキ、雑誌「映画秘宝」ライターのてらさわホーク、同じく高橋ターヤン、そして進行役も兼ねる多田遠志が、白熱のゾンビトークを繰り広げた。

【動画】子供がゾンビ化…『ゾンビスクール!』予告編

 『ゾンビスクール!』は、給食のナゲットを食べてゾンビ化してしまった子どもたちと、イかれた教師たちが繰り広げる学級崩壊ゾンビコメディー。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの主人公フロド役などで知られるイライジャ・ウッドが、主演の臨時講師役を務めるだけでなく、製作にも名を連ねている。

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 ターヤンは、「88分というコンパクトな映画の割にはしっかりと詰め込まれているし、目配りも効いている。子どもだけがゾンビという映画はあまりないけど、子どものゾンビがちゃんと憎たらしいのがいい」と手放しの褒めよう。ヨシキの「雑なところのない、いい映画。どうして子どもだけがゾンビになるのか、答えもちゃんと用意されている。行き詰まりを見せているゾンビ映画に、未来はあるって感じさせてくれた」という言葉に他の登壇者も共感していた。

 さらに、進行役の多田が「スプラッターシーンではCGを使う映画が多いが、本作では実写だし、閉鎖空間におけるゾンビ映画としては久々にキテます。こういう映画を作って、出演しちゃうところがイライジャのすごさですよね」と投げかけると、ヨシキらも「趣味を持つのはいいことだよね。お金の使い方を知らないと、薬とか買っちゃうから」と矢継ぎ早に応じ、会場を楽しませた。

 その後も、古今のゾンビ映画の映像をスクリーンに映写しながら、ディープなゾンビトークが展開。ヨシキが「ゾンビは普通の人がはなから狂ってるのが面白いのに、今のはまともな人が多い」と現在のゾンビ映画の問題点に言及すると、「ゾンビ映画に関しては盛ってなんぼ、足してなんぼ」(てらさわ)と他の面々も同意。「『ウォーキング・デッド』ができて普通のゾンビ映画がなかなかできなくなっちゃった。ゾンビになっても恋愛できたりしゃべったりとか。生半可なものじゃ通用しない」と多田が大ヒットゾンビドラマの登場がもたらした影響を分析するなど、2時間半を超えるやり取りに満席の会場も大満足な様子だった。(取材・文:タナカトシノリ)

映画『ゾンビスクール!』はシネマサンシャイン池袋にて先行開校中、2月20日より全国にて開校

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