『キャロル』の美しい出会いのシーンをどう演じたのか…ケイト・ブランシェットが語る

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カメラの視点にも注目したい - 映画『キャロル』でのケイト・ブランシェット - (C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

 第88回アカデミー賞6部門ノミネートを果たした映画『キャロル』で主演を務めたケイト・ブランシェットが、キャロル(ケイト)とテレーズ(ルーニー・マーラ)という年齢も立場も違う二人の女性が惹かれ合う美しい出会いのシーンをどのように演じたのかを語った。

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 「太陽がいっぱい」などで知られる作家パトリシア・ハイスミスの名著を、『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ監督が息をのむほど洗練されたビジュアルで映画化した本作。1950年代・冬のニューヨークを舞台に、娘の親権をめぐって離婚訴訟中の美しき人妻キャロルと、自分が何を求めているのかをまだ理解していない若きテレーズという二人のラブストーリーを描いている。

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 印象的な二人の出会いのシーンについてケイトは「あれはトリッキーなシーンだったわ」と打ち明け、「なぜなら純真さを感じさせる一方で、二人の女性がすぐに惹かれ合うシーンでもあるから。1950年代、同性愛は違法だった。もしデパートで出会った男女についてだったら人はすぐに『性的に惹かれ合う(sexual chemistry)』と表現するんでしょうけど、テレーズとキャロルはそのことすら理解していないという複雑さなの」と分析する。

 リハーサルや読み合わせはあまりせず、ヘインズ監督、ルーニーと共にロケハンをしながら実際に撮影する場所を見て回ることで作品の雰囲気をつかみ、それがとても効果的だったと明かしたケイト。ヘインズ監督が本作をイメージした音楽やビジュアルをたくさん提示してくれたことのほか、例えば窓を通して撮影するなどと、カメラの視点を丁寧に教えてくれたことも演じる上で助けになったという。

 結婚生活は終わりに近づき、テレーズに対して燃えるような思いを抱くが、そのことがきっかけで何より大切な娘の親権を奪われそうになってしまう……。そんな胸に抱えるさまざまな思いを秘めやかなしぐさや視線のみで表現したケイトは「彼女の生きる世界というのはとても抑制されているから、感情は常にほのめかすことしかできない。だから演技のプロセスとしては、そうした抑制されたものを演じる繊細な作業だったわ」と振り返っていた。(編集部・市川遥)

映画『キャロル』は公開中

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