「ゲス」をオックスフォード辞典に申請、世界で通じる言葉に?

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左からアダム、渋川、内田監督でゲス

 渋川清彦主演の映画『下衆の愛』のイギリス人プロデューサー、アダム・トレルが17日、有楽町の日本外国特派員協会で行われた記者会見に渋川、内田英治監督とともに来場し「ゲス」という単語をオックスフォード辞典に申請すると宣言した。

【写真】世界に羽ばたく「ゲス」?

 女優にすぐに手を出す映画監督、枕営業にすべてをかける売れない女優など、クセのある人物ばかりが登場する本作。映画のタイトルにもなっている「ゲス」の文化を外国人にも広く知ってもらえるようにと行われたイベントでは、試写上映が終わると外国人記者たちから大きな拍手がわき起こった。

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 その中のひとりから「わたしは『ゲス』という言葉を今年になって初めて聞いたのだが、これは脚本段階からあったのか? 後からつけたのか?」と質問された内田監督は「これは大きな声で言いたい。このタイトルは3年ほど前から考えていた。証拠もあります!」と宣言し、会場は大盛り上がり。

 本作は昨年の東京国際映画祭に続き、オランダのロッテルダム国際映画祭で上映。さらに4月には台湾のゴールデンホース・ファンタスティック映画祭、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭への出品も決定している。そんな中で、海外の映画人たちに本作について説明しようとしても、「英語で話しているのに、『ゲス』という言葉をそのまま使ってしまうことがあって。でも、もちろんその単語は誰にもわかってもらえない。自分自身、監督から『下衆の愛』というタイトルを聞いてもピンとこなかった」と振り返るアダム。

 本作の英題にも使われている「Lowlife」という単語は、日本語の「ゲス」というニュアンスとは微妙に違うことから、アダムは「このたびこの『ゲス』という言葉をオックスフォード辞典に申請します。『下劣なこと、もしくはその人、しかし愛嬌がある』という意味合いで提出しようと思います」と宣言。過去には「emoji(絵文字)」が登録されたこともあり、今後、「ゲス」という言葉の海外展開に期待がかかる。

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 笹野高史主演の『グレイトフルデッド』が国内外で注目された内田監督の最新作となる本作は、インディーズ映画界の底辺に巣くう下衆な映画監督が、映画作りという麻薬のような魅力にとりつかれながらも、あがき続けるさまを描き出した異色作。園子温監督の『希望の国』、藤田容介監督の『福福荘の福ちゃん』をプロデュースしたイギリスの映画会社サードウィンドウフィルムズが製作を手がけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『下衆の愛』は4月2日よりテアトル新宿ほか全国順次公開

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