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ライアン・ゴズリング×ラッセル・クロウ!フィルム・ノワール調の新作とは?

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ライアン・ゴズリング
ライアン・ゴズリング

 人気俳優ライアン・ゴズリングラッセル・クロウが、コンビを組んだ話題作『ザ・ナイス・ガイズ(原題) / The Nice Guys』について、13日(現地時間)にニューヨークのAOLで行われたイベントで語った。

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 本作は、1970年代のロサンゼルスを舞台に、腕っぷしの強い示談屋ヒーリー(ラッセル)と娘ホリーを持つ不運な私立探偵マーチ(ライアン)が、偶然がきっかけでコンビとなり、ポルノ映画にまつわる失踪・殺人事件に隠された陰謀を暴いていくというもの。映画『リーサル・ウェポン』で脚本を執筆し、『キスキス,バンバン』で監督を務めたシェーン・ブラックがメガホンを取ったフィルム・ノワール調の作品。

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ザ・ナイス・ガイズ
ラッセル・クロウ

 脚本についてラッセルは「とても滑稽だが内容は濃くて、映画内ではたくさんの出来事が起き、多くの特徴あるキャラクターも登場する。今作の脚本は、僕がこれまで手渡されたコメディー作品の脚本、あるいは自分が思い描いてきたコメディー作品、さらに自分が経験してきたコメディー作品とも異なっていた。脚本内には完全な世界観が作り上げられていて、僕自身もその世界観のキャラクターに自分を投影することができた。僕が演じるヒーリーは、映画内で不合理な状況下に置かれるが、もともとコメディー自体、そんな不合理な状況下に置かれるものだと思う」とその内容に惹(ひ)かれたようだ。

 シェーン・ブラックとのタッグについてライアンは、「彼の家で会合したとき、まるで『ネバーエンディング・ストーリー』の図書館のように本がたくさんあって、そのほとんどがノワール(犯罪推理)小説だった。彼はノワール作品のマスタークラス(上級特別クラス)の講義ができるほど知識があるんだ。彼はその知識を統合して今作を自分の声として描き、ありふれた陳腐な表現はせずに、あえて観客の概念を覆した別の表現をしているため、観客はベストな構成を新鮮な感覚で観ることができる」と答えた。 

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 マーチの娘・ホリー役のアンゴーリー・ライスについて、ライアンは「彼女は30代後半かと感じるくらい、セットでいちばん大人っぽかった。彼女が本当に素晴らしかったのは、自分自身のキャラがおそらくやること、やらないことを事前に把握していて、それが自分の考えと違うと、問題なく(監督に)主張することができた。彼女はオーディションの過程からすでに、僕にその親子関係を想像させてくれた」と驚かされたそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobhiro Hosoki)

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