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元朝ドラ女優が肉体の悦びに溺れるヒロインに 愛人と激しく求め合う…

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覗いちゃいけない深淵とは……
覗いちゃいけない深淵とは…… - (C)2016「花芯」製作委員会

 映画『花芯』の予告編が公開され、2005年度後期のNHK連続テレビ小説「風のハルカ」でヒロインを演じていた村川絵梨が、肉体の悦びに目覚め愛人との底の見えない愛の関係に溺れていく主人公を熱演している。

【写真】元朝ドラヒロイン・村川絵梨が体当たりの演技で挑んだ!

 瀬戸内寂聴の同名小説を映画化した本作。瀬戸内が瀬戸内晴美という名前で1957年に発表したこの小説は、当時の世相に反逆するかのようなヒロインの生き様が批判され、「子宮」という言葉が文中で多く用いられていたことから瀬戸内が“子宮作家”と皮肉られ、その後しばらく文壇的沈黙を余儀なくされた鮮烈の恋愛文学だ。

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 この映画の予告編も、「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」という衝撃的なセリフからスタートし、親の決めた許嫁(林遣都)と結婚した園子(村川)の日常が描かれる。夫に抱かれる園子の姿も映し出されるが、その顔は洗濯物を干しているときと変わらないほど無表情。「幸せそうな奥さんのふりをしてるけど、本当は満足なんかしてないんでしょ」という言葉が園子に投げかけられる。

 そんな園子の前に現れるのが夫の上司・越智(安藤政信)。最初は周囲の反対や良心の呵責に心を痛める園子だったが、「恋」を知った園子は「子宮」が求めるがままに越智との逢瀬を重ねることとなる。予告編では園子と越智が激しく求め合う様子も描写され、「女のくせに、そんなはしたないことを」という言葉に「覗いちゃいけない深淵を、覗いちゃったんだわ」と園子が返している。

 肉体の悦びを知り、世間の常識に背きながらも自らの欲望にしたがって生きることを選んだ園子を村川が体当たりで演じた本作が、女性の「愛欲」や「性愛」の真実に迫っている。(編集部・海江田宗)

映画『花芯』は8月6日よりテアトル新宿ほか全国公開

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