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佐村河内守の映画が異例のヒット!急きょ追加上映決定

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衝撃のラストに話題騒然の『FAKE』
衝撃のラストに話題騒然の『FAKE』 - (C) 2016「Fake」製作委員会

 2014年のゴーストライター騒動の渦中にあった作曲家・佐村河内守氏にドキュメンタリー作家の森達也が密着した映画『FAKE』が、渋谷ユーロスペースで公開初日から5日間連続満席に。この大ヒットを受け、急きょ同劇場2階のユーロライブでの追加上映が決定した。

【動画】佐村河内守氏の「その後」に密着した衝撃作予告編

 オウム真理教を題材にした『A』(1998)や『A2』(2001)などタブーとされるテーマに切り込んできた森達也監督が、ゴーストライター騒動で世間からバッシングされた佐村河内守氏に着眼したことで公開前から話題沸騰となっていた本作。初日のユーロスペースには早朝から入場整理券を求める長蛇の列ができ、16時には全回(4回)が完売に。6日月曜も全回満席となる盛況ぶりで、ユーロスペースの劇場支配人は「2006年にユーロスペースが円山町に移転してからこれまでに上映した邦画・洋画含め、今回ほど全回満席が続いているのは初めて。(ドキュメンタリー作品としては)『ゆきゆきて、神軍』(1987)以来の勢い」と予想を上回るヒットに驚く。

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 客層は20代~40代が中心で7割が男性。若者のグループやカップルや夫婦など、幅広い客層が来場しており、ネット上では映画のキャッチコピーでも謳われている「衝撃のラスト」に関する反応のほか、映画を観た後に「誰かと話したくなる」「いろんな人の意見を聞きたい」といった声が多く寄せられた。

 本作は、ゴーストライター騒動の真偽にとどまらず、佐村河内氏がやがて迎える変化を捉えるとともに、二極化するメディア報道に問題提起する野心作となっている。(編集部・石井百合子)

映画『FAKE』はユーロスペースにて上映中、6月11・12日10:30より、13~15日・20~24日13:00よりユーロライブにて上映

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