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ベッドシーンもぶっつけ本番!?門脇&菅田を驚かせた監督の要求とは?

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同棲中の恋人たちを演じた門脇&菅田
同棲中の恋人たちを演じた門脇&菅田

 大学院で哲学を学ぶ平凡な女性が、修士論文の題材に「理由なき尾行」を選んだことから、他人の日常を覗き見する行為に取りつかれていく映画『二重生活』で、主人公の大学院生を演じた門脇麦と、その同棲相手の恋人を演じた菅田将暉が、不思議な感覚を得た撮影現場の模様を語った。

【動画】門脇麦&菅田将暉のキスシーン

 本格的な共演は本作が初めてだったそうだが、同学年で共通の友人もいた二人は、お互いに知り合いだったような錯覚があり、撮影初日から作品冒頭の濃厚なベッドシーンを撮っても、二人が生活している空気感のようなものに違和感がなかったという。そして、ドキュメンタリー出身の岸善幸監督は、ほとんどのシーンを長回しで撮り、必要に応じて同じシーンを別のカメラワークで撮るため、芝居の流れの途中でカットをかけることがあまりなかった。

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 その撮影について全編出ずっぱりの門脇は、「岸監督って俳優自身の何かを持ち込ませる人で、芝居をさせないというか、ふっと湧いてきた感情をつかみとりたいのかなと。短時間で、しかもリハーサルなしで撮影するのは、そういうところを見せてくれということだろうと思うんです。今回は普段と違って『ON』『OFF』の切り替えがわからずテンションが一定で、どのシーンも台本に書いてあることとその場で感じたことを演じていただけでしたから、自分の素が出たままなのか、あくまで役を作っているのかがわからず、すごくきつかった」と語る。

二重生活
門脇&菅田のベッドシーン(C) 2015『二重生活』フィルムパートナーズ

 菅田は撮影期間が短かったことを前置きしながらも、「僕はちょっとデビュー当時を思い出しましたね。デビュー作の『仮面ライダーW(ダブル)』の現場も、基本的にはリハーサルがなくて。各シーンを演じるときの最初の芝居って、新鮮な感情やリアクションみたいな何かがあふれ出てくるから、リハーサルの使い方は人それぞれです。今回は、場所の確認とこんな感じのシーンだという簡単な説明だけで撮影が始まり、5分後に『OK』『お疲れさまでした』ということもありました。だからあまり役を作りこんでいくという感覚がなく、かといってもちろん自分のままでもない不思議な感じで、楽しかったです」と語る。

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 「最初の芝居で湧きあがる感情」の大事さについては、門脇も深く同意。ただ、撮影中の感覚については違いがあり、菅田は友人との食事などが普段通りにできるが、門脇は食事もできなくなるそうで、「普段のわたしは現場に入ると、アドレナリンが上がりっぱなしになるんです。でもそれは役のことを考えているからではなく、気持ちもひきずりませんし、単に集中力が高まって、いつでも感情を爆発させられる状態になる。今回は気持ちを引きずったままにしていたのでつらかったけど、全然不自然じゃなくて、とにかく不思議な現場でした」という。若手ながら数々の現場を踏んできている二人にとっても、今回の撮影現場は新鮮な経験だったようだ。(取材・文:天本伸一郎)

映画『二重生活』は、6月25日より新宿ピカデリーほか全国公開

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