藤本タツキ×是枝裕和、実写映画『ルックバック』ベネチア映画祭コンペ部門出品決定!

『ルックバック』映画祭ロゴ入りビジュアルの出口夏希と蒔田彩珠
『ルックバック』映画祭ロゴ入りビジュアルの出口夏希と蒔田彩珠 - (C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2 Pictures・集英社

 監督・脚本・編集・是枝裕和、原作・藤本タツキのタッグによる実写映画『ルックバック』(9月11日公開)が、イタリアで現地時間9月2日から12日にかけて行われる、第83回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定した。会期中には、現地へ是枝監督とともにW主演を務めた出口夏希蒔田彩珠も参加予定。出口、蒔田ともに、同映画祭に初参加となる。

再現度凄い!実写『ルックバック』場面写真<8点>

 ベネチア映画祭は、ベルリン、カンヌと並ぶ“世界三大映画祭”のひとつにして、最も歴史の古い映画祭。日本映画としては、最高賞の金獅子賞に次ぐ、銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した2023年の濱口竜介監督作品『悪は存在しない』以来、3年ぶりのコンペティション部門への出品となる。世界的な評価を受ける是枝監督は、監督デビュー作『幻の光』が1995年の第52回で金のオゼッラ賞を受賞、2017年の第74回では『三度目の殺人』が、2019年の第76回では『真実』が、それぞれコンペティション部門に選出されており、自身にとって7年ぶり4度目の映画祭参加、およびコンペ部門選出となった。

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 「ルックバック」は、「チェンソーマン」の藤本タツキが2021年に「少年ジャンプ+」で発表し、初日で閲覧数250万以上を記録した読み切り作品。漫画への思いでつながった2人の少女の青春の日々と運命を分かつ出来事を描き、著名クリエイターをはじめ数多くの漫画ファンの間で話題を呼んだ。2024年に押山清高の監督・脚本で劇場アニメ化され話題を呼んだ。

 是枝監督は偶然立ち寄った書店で原作と出会い、その物語と作り手としての覚悟に深く心を動かされたといい、実写映画化という形で藤本との初のコラボレーションが実現した。主演の二人に加え、子ども時代を演じる七瀬ふうり(藤野役)と岡田六花(京本役)、さらに菅田将暉宮藤官九郎野呂佳代池田良佐々木みゆ山田真歩らが出演する。

 また、今回の出品決定に合わせて、原作漫画「ルックバック」の無料公開キャンペーンが、7月24日から31日の期間、「少年ジャンプ+」で実施される。

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 是枝裕和監督、出口夏希、蒔田彩珠、小出大樹(企画・プロデューサー)のコメント全文は以下の通り。

・監督・脚本・編集/ 是枝裕和
コロナ禍で「不要不急」にカテゴライズされた職業に従事していた人間は、自分が心血を注いできた対象への愛や時間を否定されたような気がしてしばし、立ち止まり、悩んだのではないか?
自分のしてきたことはその程度のものなのか、と。まさに僕自身がそうだった。

そんな丸まった自分の背中を優しく抱いて背筋を伸ばし、もう一度前を向いて歩かせてくれたのが藤本タツキさんの『ルックバック』だった。
感謝しかない。なので直接お会いして「作って頂いてありがとうございました」とお伝えした。しかし、それはゴールではなくスタートだった。
帰り道、自分は自分の仕事としてこの感謝を形にしようと覚悟した。

31年前、僕のデビュー作を上映してくれた
ヴェネチア国際映画祭でこの作品を再びお披露目出来ることに特別な感慨を抱いている。

是枝裕和

・藤野役/出口夏希
ヴェネチア国際映画祭という特別な場所に、是枝監督と一緒に行けると聞いてすごく嬉しいですし、とてもワクワクしています。

『ルックバック』は、時間をかけて積み重ねてきた大切な作品なので、この作品に関わる方の思いも含めて日本だけではなく、様々な国の方に知ってもらえることや、観てくださるみなさんがどう感じていただけるか、すごく楽しみです。

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・京本役/蒔田彩珠
いつか是枝監督と海外の映画祭に行くことが夢だったので、今回、『ルックバック』がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への出品が決まって、とても嬉しいです。
撮影している時から、この作品は絶対にたくさんの人の心を揺さぶるものになるはずだと思っていたので、より多くの方に見ていただけること、日本だけではなく、いろんな国の方の感想が聞けることが、今から楽しみです。

・企画・プロデューサー/小出大樹
先日、スタッフやキャスト、関係者のみなさんと一緒に、完成した作品を初めて観る、初号試写を迎えることが出来ました。
試写後には、原作者である藤本タツキさんが是枝監督に興奮気味に撮影方法や演出に関して質問されて、是枝監督が照れながらも嬉しそうに答えていたり、藤野役の幼少期を演じてもらった七瀬さんが初めてスクリーンで観る自分を少し恥ずかしかったといいながらも満足げな顔をしていたり、秋田県にかほ市の四季をこだわりぬいて撮影してきたカメラマンの上野さんとお互いを讃えてハグしたり、ロケーションで重要な道をみつけてくださった、にかほ市観光課の方がもう号泣しすぎてなにも話せなくなっていたり、と、そういう姿をあちらこちらで見ることが出来て、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間はないと思う瞬間でした。
そんな、みんなで力を尽くして作った『ルックバック』がお客さんに初めて観ていただけるワールドプレミア、世界初上映を、ヴェネチア国際映画祭で迎えられることは、幸運であり、光栄なことだと感じています。9月2日から始まるヴェネチア国際映画祭から間をおかずに、日本では9月11日に公開される今作を、日本のお客さんにも劇場で観てもらいたいです。
海外、日本を問わず、鑑賞後のお客さんからいただくリアクションや感想に接することもまた、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間になることはありません。
作品を楽しみにしていただければと思います。

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