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コレは人じゃない…綾野剛が女性を襲うシーン、強烈すぎてカット

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山賊や犬みたいだったという綾野剛
山賊や犬みたいだったという綾野剛

 俳優の綾野剛が9日、丸の内TOEIで行われた映画『日本で一番悪い奴ら』大ヒット記念イベントに出席し、強烈すぎてカットになったシーンについて明かした。

【写真】綾野剛に襲われるシーンがあった瀧内公美

 本作は『凶悪』の白石和彌監督と綾野がタッグを組み、日本警察史上最大の不祥事をモチーフにしたエンターテインメント。“黒い警部”という異名をとった男をモデルにした北海道警察の刑事が逮捕されるまでの、壮絶な26年間を活写した。この日はそんな日本一ワルな刑事を演じた綾野、白石監督のほか、共演の矢吹春奈瀧内公美も登壇した。

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 第15回ニューヨーク・アジア映画祭で「これからの世界的な活躍を期待される俳優」に贈られるライジング・スター賞を受賞したばかりの綾野が登場すると、観客はスタンディングオベーション。観客からの祝福を喜んだ綾野は「こんな風にスタンディングで出迎えてくれて光栄です。今日は両手に花で、こんなに舞台あいさつが華やかなのは『日悪』初です」と晴れやかな顔を見せた。

 白石監督はニューヨークでのことを「ゴー・アヤノはこれから世界に羽ばたいていく役者になるだろう。早くこっちでも勝負してくれと現地の人からも言われました」と振り返るなど、現地での手応えも非常に良かった様子。また、『凶悪』に出演していたリリー・フランキーからも絶賛の連絡があったといい、綾野は「白石監督を紹介してくれたのがリリーさんで。『剛、よくやった、この作品最高だ!』とメールを送ってくれて」と笑顔。さらに「うちの祖母も最高だったよと言ってくれた」と付け加えた。

 また、瀧内との共演シーンで、カットされた箇所があったことを綾野が明かす一幕も。警官の敏子(瀧内)が諸星(綾野)のもとを去ろうとする際、彼女に後ろから襲いかかるシーンだったといい、綾野が「この作品に出てくる人ってどこか憎みきれない部分があったりするんですが、あれがあると諸星の見方が変わるでしょうね」と切り出すと、白石監督も「編集していて、綾野君が山賊みたいになっていて。ダメダメ、人じゃないということでカットした」とコメント。瀧内も「犬に襲われているみたいで。カットと言われた後、『大丈夫?』と言われましたけど、『触らないで!』と言ってしまったくらい強烈でしたね」と述懐するなど、相当壮絶なシーンだったようだ。(取材・文:壬生智裕)

映画『日本で一番悪い奴ら』は全国公開中

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