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作業員11人が死亡 メキシコ湾原油流出事故の真実

役を得るため、監督に手紙を送ってアピールしたというジーナ・ロドリゲス
役を得るため、監督に手紙を送ってアピールしたというジーナ・ロドリゲス

 米テレビシリーズ「ジェーン・ザ・ヴァージン」の注目女優ジーナ・ロドリゲスが、新作『ディープウォーター・ホライゾン(原題) / Deepwater Horizon』について9月26日(現地時間)、ニューヨークのAOLで開催されたイベントで語った。

主演のマーク・ウォールバーグ【写真】

 本作は、2010年4月に起きたメキシコ湾原油流出事故を描いた作品。英BP社の石油プラットフォーム「ディープウォーター・ホライゾン」で爆発事故が発生し、掘削施設の技師マイク・ウィリアムス(マーク・ウォールバーグ)は、仲間と共に負傷した作業員を懸命に救出しにいく。同事故では126人の作業員のうち11人が死亡、17人が負傷した。監督は映画『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ

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 世間に知られていない部分を軸に描いていることについて「人々は、(この事故の)環境面の大惨事や原油の流出の原因などは把握しているけれど、実際に亡くなった11人の作業員や、生き残った作業員の話は知らないと思う」と語った。作業員の当時の判断や行動を中心に描いた作品のようだ。

 ジーナの役について「わたしが演じるのは、アンドレア・フレイタスという当時23歳のサンディエゴ出身のラテン系の女性で、『ディープウォーター・ホライゾン』で働く数少ない女性よ」と説明した。さらに役を得るまでの過程について「オーディションを受けるだけでなく、ピーター監督に手紙を書いたの。その手紙には、この役を得ることはわたしにとって相当な意味合いがあるということ、そして『ジェーン・ザ・ヴァージン』のシーズンの合間に時間があったため、もし仮にキャストされなくても、オーディションで争う意思や、米国の(映画の)歴史の中でラテン系の女性が関わる重要性を指摘したものを記したの」と答えた。彼女の熱意が評価されたようだ。

 巨大なセットについて「本作ではグリーンスクリーンやCGをほとんど使用していないことがすごいわ。実際に1マイル(約1.6キロメートル)離れた所からも見える9階建ての石油プラットフォームが建設され、わたしは毎日そのセットの一番上まで登って撮影をしていたの。そのセットにはバスルームがなくて、1日我慢していたこともあった。その上、そのセットの周りはプールのようにたくさんの水で囲まれていて、(原油の流出で)水面が燃えているシーンも撮影した。そんな場所で演じていると、とても怖かったし、リアルにも感じたわ」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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