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Netflix、来年はバラエティー番組に注力 世界トップアスリートも集まる

Netflix日本法人代表取締役のグレッグ・ピーターズ
Netflix日本法人代表取締役のグレッグ・ピーターズ

 世界8,600万人の会員数を誇るオンライン動画配信サービスNetflixが、14日に都内で2017年オリジナルコンテンツラインナップ発表会を開催し、来年はバラエティー&リアリティーショーに力を入れていくことを明かした。

 配信サービス世界最大手のNetflixの強みといえば、莫大な資金を用いたクオリティーの高いオリジナルコンテンツがある。今までにはハリウッドの大手スタジオのワーナー・ブラザース(「フラーハウス」)、ソニー・ピクチャーズ(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」)、マーベル(「Marvel デアデビル」)、日本ではフジテレビ(「テラスハウス BOYS & GIRLS IN THE CITY」)、YDクリエイション(「火花」)などと手を組みコンテンツを作り上げた。

 今回登壇したNetflix日本法人代表取締役グレッグ・ピーターズの話によると、2016年のオリジナルコンテンツを時間で合計すると約600時間だったというが、2017年には総計1,000時間以上になることを目指しているとのこと。さらにコンテンツディレクターのジュリアン・ライハンによれば、作品の数自体は倍になることが想定されているという。だがその拡充するコンテンツの中身の方針に、来年は少しプラスされる要素があるそう。

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 これまでNetflixのオリジナル作品の目玉といえば、先に挙げた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」といった脚本があるドラマ作品がメインだった。しかし来年は“脚本”がないバラエティー番組やリアリティーショーにも力を入れていくという。その例として同日の発表会には、『ロッキー』シリーズのシルヴェスター・スタローンがプロデュースし、アメリカ、ブラジル、韓国、メキシコ、ドイツ、日本の6か国から選ばれた世界トップレベルのアスリート計108人が集結して、競い合うスポーツエンターテインメント番組「アルティメット・ビーストマスター」(来年2月24日に配信開始)の映像が披露された。

 同番組は、アスリートたちが用意された過酷な障害物コース「ザ・ビースト」を超えていく様子を各国の解説者たちがそれぞれの言語で説明するというもの。日本からは解説役としてタレントの秋元才加、スポーツキャスターの近藤祐司が参加する。いわゆる日本でも人気のアトラクションバラエティー形式の番組である。

 そしてこのバラエティー&リアリティーショーに注力する流れは日本にもくる。Netflix側いわく、日本でもさまざまなプロダクションとバラエティー番組の企画を検討しているとのこと。海外から見ると日本のバラエティーは非常に特殊的。現時点で配信されているリアリティー番組の「テラスハウス」シリーズは、アメリカ・フィリピン・フランスのユーザーから「日本の文化をユニークな切り口で垣間見ることができる」と好評を得たというが、それに続き独特な“日本らしさ”が海外で受けることを見越したバラエティー番組が作られるのか。世界中にユーザーを抱えているNetflixが、どのようなバラエティー番組を展開していくのかは興味深い。

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 またもちろんドラマ形式の作品も、来年のコンテンツとしてかなりの数が用意されていた。前々から発表されていた人気漫画を原作にした「デスノート / Death Note(原題)」やデヴィッド・フィンチャーが手掛ける連続殺人犯の幼少時代を描く「マインドハンター / Mindhunter(原題)」などのハリウッドコンテンツのほか、日本のコンテンツとしてはポリゴン・ピクチュアズとコラボしたアニメーション作品「BLAME!」や、明石家さんまが企画・プロデュースする「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」などが2017年に配信を予定していることが公表された。(編集部・井本早紀)

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