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「ツイン・ピークス」デヴィッド・リンチ監督、コミコン欠席も謎のビデオメッセージ【コミコン2017】

「ツイン・ピークス」デヴィッド・リンチ監督、コミコン欠席も謎のビデオメッセージ
コミコンのファンにハロー! カイル・マクラクラン

 一世を風靡した海外ドラマ「ツイン・ピークス」新シリーズのパネルディスカッションが現地時間21日、アメリカ・サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナルで行われ、クーパー捜査官を演じるカイル・マクラクランをはじめ、ティム・ロス、ナオミ・ワッツ、キミー・ロバートソン、ダナ・アッシュブルック、エヴェレット・マッギル、マシュー・リラード、ジェームズ・マーシャルが登壇した。

 放送されるやいなや世界中で中毒者が続出し、現在も根強い支持を集める「ツイン・ピークス」。カナダにほど近い田舎町ツイン・ピークスで起きた女子高生ローラ・パーマー殺人事件の謎と、捜査のため街を訪れたFBI捜査官クーパーを中心とした個性的な住人たちの人間模様が描かれた人気ドラマで、現在放送中の新シリーズは、約25年ぶりの続編となる。

 製作総指揮・企画のマーク・フロストとデヴィッド・リンチ監督は欠席。会場では、監督からのメッセージビデオが上映された。その内容は、リンチ監督があいさつをはじめた途端に画面外の誰かに向かって叫び出し画面から姿を消すと、誰かが高所から落とされる音が響いたり、再び登場したリンチ監督が死体の腕を取り出し、その手に握られたゴルフボールを掴み出すと「これはO・J・シンプソンが刑務所に入る前に打った最後のゴルフボールで……」と言ったところで再びカットされるなど、謎だらけの内容。

 再びリンチ監督が「コミコンの皆さん、『ツイン・ピークス』パネルにようこそ。これから皆さんは素晴らしい女優と男優たちに……」と話し始めると、今度は画面外から馬のいななきや銃声が邪魔をし、「その馬をどこかにやれ! 馬が猫をふんづけちまったぞ!」と怒ったまま終わるという、リンチ監督らしさ全開の映像に、会場は笑いに包まれた。

 その後、キャスト一同とパネルに登壇し、大歓声に迎えられたカイルは、「ハロ~~~!」と大きな声でファンに呼び掛けるなどゴキゲン。友人同士であるリンチ監督には、会う度に「(『ツイン・ピークス』に)戻る気があったりしないのかい?」と尋ねていたといい、「彼はイエスともノーとも言わないんだ。ノーってことだったと思うんだけどね」と述懐。だがある日、リンチ監督から電話で呼び出されたといい「ニューヨークのホテルで美味いコーヒーを飲みながら話をして、彼とマークが『ツイン・ピークス』に戻る道を見つけたと言われた。旅立つ準備はできてるかと聞かれたから『僕はツイン・ピークスを去ったことなんてない。準備はできてるよ』と伝えたよ」と笑みを浮かべると、会場は大きな拍手に包まれた。

 新シリーズからの出演ながら、『マルホランド・ドライブ』などリンチ監督との付き合いは長いワッツは、「彼と仕事をしていると、望んだことをしてあげたくなるの」とその手腕を絶賛。一瞬ためらった後で「今の変な感じの言い方になっちゃったけど、セットでの話よ!」とあわててフォロー。またカイルは「リンチの製作過程、ビジョン、視点は、信念はとても明確だ。リンチは常に彼の心の中で常に夢を追っているんだ」とその制作姿勢を絶賛した。

 とはいえ、リンチ監督との撮影は謎だらけだった様子。ドラマはファンにはおなじみの「赤い部屋」にいるクーパー捜査官の姿で幕を開け、ある謎の木に話しかけられ驚く彼の姿が映し出されるのだが、カイルは初回放送を観るまでそこに木があることも知らなかったと告白。「何で僕は驚いた? って感じだったけど、まさに想像通りのものがあったよ!」とジョーク交じりに撮影を振り返っていた。(編集部・入倉功一)

「ツイン・ピークス」はWOWOWで放送中


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