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ナチス戦犯&ユダヤ人犠牲者の孫同士の恋…『4分間のピアニスト』監督新作の予告

タイトルの「ブルーム・オブ・イエスタディ」は「昨日咲いた花」を意味する。
タイトルの「ブルーム・オブ・イエスタディ」は「昨日咲いた花」を意味する。 - (C) 2016 Dor Film-West Produktionsgesellschaft mbH / FOUR MINUTES Filmproduktion GmbH / Dor Filmproduktion GmbH

 映画『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス監督がメガホンを取った『ブルーム・オブ・イエスタディ』の予告編が公開され、ナチスの戦犯を祖父に持つ男性と、ナチスの犠牲者となった祖母を持つ女性の恋模様が披露された。

東京国際映画祭グランプリ!『ブルーム・オブ・イエスタディ』予告編

 祖父がナチス戦犯のトト(ラース・アイディンガー)は、家族の罪と向き合うためにホロコーストの研究に人生を捧げている。そんなトトはある日、祖母がナチスの犠牲となり、同じくホロコーストの研究に青春を捧げるユダヤ人のザジ(アデル・エネル)と出会い、一緒にアウシュヴィッツ会議を企画することに。イマドキなザジに最初は激しく反発していたトトだが、彼女の型破りなユーモアに生きる力をもらっているうちに惹かれていき……。

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 今回公開された予告編にも、食事中に「あなたといると想像しちゃう。体を」というザジに対し、「虐殺の話をしながら誘惑するのか?」と戸惑いを隠せないトトの姿など、惹かれあう二人のユニークなやりとりの一部が収録されている。過去を思うがゆえにどうしても前向きになれないトトに対し、ザジが生き方を変えれば前向きになれると語るように、希望に満ちた二人の旅路は明るい未来を予感させる。

(C) 2016 Dor Film-West Produktionsgesellschaft mbH / FOUR MINUTES Filmproduktion GmbH / Dor Filmproduktion GmbH

 第29回東京国際映画祭では、東京グランプリとWOWOW賞を受賞。自身も同様に家族にダークな過去があると知ってショックを受け、ホロコーストの調査を重ねたというクラウス監督は、同映画祭の審査委員&受賞者記者会見で「ベルリンやワルシャワなどにいろいろな記録文書を探しに行った時に、加害者や、被害者であるユダヤ人の孫世代がつらい過去を冗談で話しているのを見て、このテーマには違った軽さが必要なのではないかと思うようになった」と本作の制作過程について語っていた。(編集部・吉田唯)

映画『ブルーム・オブ・イエスタディ』は9月30日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開

ナチス戦犯を祖父に持つ男と、ユダヤ人女性が恋におちたら…『ブルーム・オブ・イエスタディ』予告編 » 動画の詳細
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