言っちゃだめ?韓国の衝撃作、本国で「ゾンビ」封印の理由を監督告白

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日本のファンと交流したヨン・サンホ監督

 韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の公開を目前に控え、本作のメガホンをとり、現在来日中のヨン・サンホ監督が17日、都内でトークイベントを行った。

【写真】泣けると話題のパニック大作『新感染』

 時速300キロ超の高速鉄道=疾走する密室空間を舞台にした本作は未知のウイルスに侵された感染者たちの脅威に見舞われた人々の戦いと感動のドラマを描いたパニック巨編。いわゆる、ゾンビものに該当するように見受けられながら、宣伝などでゾンビの文字が見当たらず、「ゾンビ映画」と形容することはNGなのかとの憶測もあったが、監督はそんなファンの疑問にもにこやかに回答した。

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 「この作品はゾンビ映画と言ってしまってもいいのか?」と問われたサンホ監督は、「ゾンビ映画と言っていいんです」とにっこり。「この作品が韓国で公開されていた時には確かに『ゾンビ』という単語は禁止用語だったんです」と明かすと、「この作品の以前、韓国ではゾンビ映画で当たったものが1本もなかったからです」とその理由を説明。

 そのため韓国では「皆さんゾンビが出てくるということは知っているのに、ゾンビという言葉は一切使わず、俳優もわたしも“それ”とか“あれ”とか別の言葉に置き換えて話をしていた」と宣伝上の理由が大きかったといい、「でも今は韓国も一種のゾンビブーム。これ以降、ゾンビ映画も盛んに作られるようになった」と本作のヒットなどを通じて、タブーとする向きも緩和されつつある現状を紹介した。

 また、サンホ監督はそのゾンビ映画の父と呼ばれるアメリカのジョージ・A・ロメロ監督が先月亡くなったことにも言及し「ゾンビ映画というジャンルを作ってくれたのがロメロ監督。今、世界でゾンビ映画を作っている作り手たちはロメロ監督にすべて借りがあると言えると思います」としみじみ。

 「もし、今の時代にわたしが最初にゾンビ映画を作ったとしたらロメロ監督と違って、このクリーチャーは自分が作ったものだと著作権を登録して自分だけが撮れるようにしていたと思うんですけど、ロメロ監督はゾンビを誰でも撮れるように権利を開放してくれた」とジョークをまじえて感謝を述べると、「ゾンビをひとつのクリーチャーにとどめることなく、一つのジャンルとして再生産できるようにしてくれた。それもまた彼の大きな一つの功績だと思う」と話していた。(取材・文=名鹿祥史)

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日より全国公開

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