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浪川大輔、“日本一忙しい声優”肩書きへの本音は?「プラスに捉えてもらえれば」

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“日本一忙しい声優”浪川大輔

 “日本一忙しい声優”と呼ばれる浪川大輔。公開を控える映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』では、スーパーヒーロー・フラッシュ役を務める。浪川はこれまでに多数の有名キャラクターを演じ、声優というある種の裏方に身を置きながら誰もが“声を聞けばわかる”、そんな人気声優のうちの一人だ。“日本一忙しい声優”という肩書きもなじんできたが、浪川自身は特に意識はしていないとしつつも、「プラスに捉えてもらえればいいなとは思います」と心境を明かした。

【動画】すでに楽しい…映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』予告映像

 浪川は幼少期から劇団に所属し、子役時代には映画『E.T.』や『ネバーエンディング・ストーリー』などの大作で主人公の吹き替え声優を務めた。声優としてのキャリアを振り返れば、『スター・ウォーズ』シリーズのアナキン・スカイウォーカーや、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド、アニメ「君に届け」の風早翔太、「ルパン三世」シリーズの石川五ェ門と、浪川が演じてきた人気キャラクターを挙げたらきりがないほどだ。

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 そんな浪川が、DCコミックスと低予算Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」がコラボレーションした異色作『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』では、DCヒーローの一員であるフラッシュの声優を務めた。「鷹の爪」というとゆるいタッチの絵柄と独特のセンスが光る脱力系コメディー。浪川は「最近は年齢を重ねてきたのもありますし、映画にしてもアニメにしてもいろいろな種類があり、昔みたいに好青年、義理堅くて熱血で……という役は少なくなってきてはいるので、演じていて楽しいです」と参加を喜ぶ。

胸に稲妻のマークがあるのがフラッシュ - (C) Warner Bros. Japan and DLE. DC characters and elements (C) & TM DC Comics. Eagle Talon characters and elements (C) & TM DLE. All Rights Reserved.

 当初、浪川はスーパーヒーローを演じることをかなり意識して収録に挑んだというが、「キメキメな感じでいったんです。そしたら『違う』と。『そうじゃなくて、もっと軽く』と(笑)」と指示を受けたそう。本作の監督・脚本は「鷹の爪」の生みの親であるクリエーターのFROGMAN。FROGMANは今回のコラボにあたり、DCヒーローたちがヒーローになった経緯を考察し「人は、本人が望む人生よりも、他者に望まれた人生を選択することもある」と語っていた。常に周囲の期待にさらされているという意味では、声優にも当てはまる。

 浪川は原作のある題材が初めてアニメ化されるとき、最もそれを意識するそう。「漫画を読んでいるときは、皆さんそれぞれがイメージする声を思い描いている。アニメになって自分が演じたキャラについて、『想像していた声と全然違う』という反応を受けるときはしんどいです。何百万という人の理想を叶えるのはなかなか難しい。求められているものに応えたいという気持ちはあるけれど、全員には応えられないことにもどかしさはあります」。ベテランと言っていい経歴を持ちながらも、役と向き合う真摯な姿勢はぶれない。本作で演じたフラッシュについても、「『なんかこれはなあ』って思う人もいれば、『こういう作品だからこれでいいんじゃない』っていう方もいるはず。それでも、なるべく多くの方にキャラクターを気に入ってもらおうと取り組むのは、声優の仕事の一つだと思っています」と語る。

『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』ではフラッシュ役

 浸透しつつある日本一忙しい声優という浪川の代名詞については、「キャッチコピーみたいなものがつくのは、だから何だというところもありますが……ただ、プラスに捉えてもらえればいいなって思います」と苦笑いしながらも、「もし、僕があまりNGがなくいろんなジャンルに挑戦してきたことで忙しいと感じたり、チャレンジしてるなと認識していただけているのだとしたら、うれしいですね」と吐露した。日本一忙しいかどうかは置いておいて、とにかく昔から「途中で投げだすのが好きじゃない」という浪川。「続けたらいいことあるんじゃないかなというのがあって、何事も始めると長いんです。この業界でも全然売れない、食えないときも長くありましたが、こうして続けてきたから今があるのかなっていうのも感じながらやっています」。

 過去には「努力は見せたくない」とも話していた浪川。「例えば実写の俳優さんが役づくりでこれだけ肉体改造をしたというアピールはストレートに役とリンクするからいいのですが、声優はキャラクターを演じることに関して“これだけやりました”というのは余分なことだと思うんです。視聴者にとって自分の努力は関係ない。本当に声だけで、それ以外は見せたくないというより必要ないという感じです」。そうした視聴者目線の思いこそが、声優として多くのファンを引き付ける魅力や実力につながっているのだろう。(編集部・小山美咲)

映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』は10月21日より全国公開

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