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海老蔵、言葉の壁あっても…オスカー俳優とがっちり握手

第30回東京国際映画祭

真っすぐなまなざしでトミー・リー・ジョーンズと握手を交わす市川海老蔵
真っすぐなまなざしでトミー・リー・ジョーンズと握手を交わす市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が26日、東銀座の歌舞伎座で行われた「第30回東京国際映画祭プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイト」に来場、オスカー俳優のトミー・リー・ジョーンズと固い握手を交わした。

【画像】海老蔵の横でニンマリ 歌舞伎ファンのトミー・リー・ジョーンズ

 「歌舞伎座スペシャルナイト」とは、国内外の芸術ファンとともに、日本が世界に誇る歌舞伎舞踊と日本映画の名作を歌舞伎座で一夜を楽しもうという企画。今年はカンヌ国際映画祭グランプリを獲得した衣笠貞之助監督による1953年の映画『地獄門』(4Kデジタル復元版)と、海老蔵による舞踊「男伊達花廓」を上演。「男伊達花廓」は、河竹黙阿弥の「御所五郎蔵(ごしょのごろぞう)」という世話狂言を元にした舞踏となり、侠客としての粋な風情や心意気、恋人の許へ通う男の色気などを描き出している。

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 この日は海外メディアも多数来場。上演前に、歌舞伎座正面であいさつを行った海老蔵は、海外の人が歌舞伎を楽しむポイントについて聞かれると、「確かに言葉の壁はございます」と前置きしながらも、「ただしわたしも海外に行って演劇を拝見した時も、通じるものがあります。歌舞伎は様式美、所作なので、オペラとかバレエのように型で決まったものがあります。音楽、長唄、お囃子といった演奏と、タイムスリップしたような江戸時代の風情を味わっていただければ」とアドバイス。

 さらに意気込みについて尋ねられると、「やはり歌舞伎ですから。突拍子もないことがあるわけではないですが、初めてご覧になる海外の方も多いでしょうから。一生懸命に演じることのみを思い、舞台に立ちたいと思います」と真っすぐなまなざしで語っていた。その後、本映画祭コンペティション部門で審査委員長を務めているジョーンズが来場。海老蔵と一緒に写真撮影を行い、固い握手を交わした。(取材・文:壬生智裕)

第30回東京国際映画祭は11月3日までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか各会場で開催

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