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最速レビュー!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はサプライズの連続、心がアツクなる

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心に訴える感動がある『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 - (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 そうだった、そもそも『スター・ウォーズ』は“希望”を描く物語だった。登場人物たちの熱い思いが感情を揺さぶる映画だった。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、そんなこのシリーズの原点を思い出させてくれる。

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 とはいえ、ここでその例を具体的に紹介することはできない。本作には“ああ、これを知らない状態で映画が観られて本当によかった”と思うようなサプライズがいくつもあり、それに触れるわけにはいかないからだ。だから紹介しようとすると抽象的になってしまうのだが、それでも本作の魅力を紹介せずはいられない。

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 まず一番の魅力は、心を熱くする映画になっていることだ。何度も感情を揺さぶられる。これは本作が、本シリーズの魅力の原点に立ち返り、それを継承しているということだろう。

 本作が感情を直撃する理由のひとつは、登場人物たちの人物像が鮮やかに描写されているからだ。前作では人物はほとんど経歴や職務しか描かれなかったが、今回は違う。主人公レイが何を望んでいるのか、元ストームトルーパーのフィンが何を大切にしているのか、ファースト・オーダーに加わったカイロ・レンは何を目指しているのか、レジスタンスの名パイロット、ポー・ダメロンはどんな性格なのかが描かれる。ルークやレイアの現在の心境も明らかになる。また、新登場する3人、謎の人物DJ、レジスタンスのメンテナンス係ローズ、レジスタンスの幹部ホルドの性格や価値観もよくわかる。彼らがどんな人物でどんな感情を抱いているのか描かれるから、ドラマが熱い。そしてその熱さが、このシリーズが“希望”の物語であることを思い出させてくれるのだ。

 もうひとつ、感情を揺さぶるのは、各軍事作戦に心理的要素が加えられているからだ。作戦の過程がわかりやすく描かれ、そこに関わる人物の心境が組み込まれているので、その作戦が成功するかどうかが手に汗を握らせる。また、作戦中の人物の行動によって、感動させられる場面が何度もある。

 そして、2つめの魅力は、物語の奥行きの深さだ。戦うことの意味や、勝つとはどういうことなのかが、登場人物たちの言葉で語られる。攻撃作戦だけでなく、撤退作戦もある。また、レジスタンスにもファースト・オーダーにも属さないという選択肢があることも描かれる。これまでのような、単純なライトサイドとダークサイドの対立ではない、いい意味で従来の『スター・ウォーズ』から一歩踏み出そうとする物語になっているのだ。

 そうした作品なので、極論すれば本作を観る前にこれまでの『スター・ウォーズ』を観ておく必要はない。本作の心情的な感動に旧作の知識は不要だ。さらに旧作に対する立ち位置が異なる。例えば前作『フォースの覚醒』はこれまでのシリーズを踏まえた表現が多く、その部分には元ネタがわかってこその面白さがあった。その点、本作にも旧作を踏まえたシーンは多々あるが、元ネタが分からなくてもその場面の面白さには影響がないように作られている。また、従来のお約束の中には登場しないものもある。

 もちろん、『スター・ウォーズ』ならではのビジュアル面、アクション面の見せ場は言わずもがな。いつものように新たな惑星も、新クリーチャーたちも新鮮な驚きを与えてくれる。だが何よりも、登場人物たちの熱い思いに心を揺さぶられる。そして、映画を観た後で、もう一度、フォースの力を信じたくなる。(平沢薫)

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日より全国公開

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