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ウーマン村本、時事ネタ放送の当日 ライブで見せた覚悟「全て吹っ切れた」

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大勢の観客に、お笑いへの覚悟を見せつけたウーマンラッシュアワーの村本大輔

 ウーマンラッシュアワー村本大輔が17日、キャリア最大級となる1,500人の聴衆を前に単独ライブを東京国際フォーラムで行った。「ウーマンラッシュアワー村本の大大大演説」と銘打ったこの日のライブで村本は、マイクを手に約2時間、政治問題からメディア批判など、さまざまなネタをノンストップでしゃべり続け、会場を笑いと興奮の渦に巻き込んだ。(森田真帆)

 万雷の拍手で迎えられた村本のライブは、痛快なメディア批判で口火を切った。絶妙なさじ加減で政治、メディアのあり方、差別問題に切り込んでいくその姿は、通常のトークライブとは明らかに異彩を放っていた。現代社会が抱える課題を、笑いに変えて次々と提起していくトークに観客は、時に笑い声をあげ、時に水を打ったように静まり返りながら、村本の言葉に「よく言った」と共鳴するかのように拍手を送る。まさに、村本が笑いに取り入れていると公言している「アメリカのスタンダップコメディー」の雰囲気が漂う。

 さらに村本は、物事の一面だけを報道しがちなメディアを例に、「人は分厚い一冊の本。でも最近は、みんな良く見える1ページ目を読んだだけで、まるで本を知っているかのような顔をする」と切り出し、「今日は皆さんに、僕の2ページ目をお見せします」とニヤリ。“クズキャラ”で知られる彼が、Twitterで交流を持った、人生に絶望したとあるファンのために、札幌でライブをしたことを告白する。続けて「実は彼女が今日の独演会に来てくれている。僕に顔を見せてくれませんか?」と客席に語りかけた村本は、会場の中から当人を探したし、壇上に上げるというサービスも! 「村本さんに救われました」という女性の言葉に照れ笑いを浮かべながら、「みんなが知らない僕の2ページ目です」と話すと、会場から温かな拍手が送られた。

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 その後も、北朝鮮やLGBTの話題にも独自の視点で切り込み、「1ページ目じゃなくて、何ページもめくらないと、その本質はわからない」と訴え続けていた村本。「フェイクニュースも世の中には、たくさんある。いつのまにか、みんなテレビが作った勝手なイメージに踊らされてる! みんな、疑ってかかった方がいいですよ」と切り出すと「皆さん、僕の3ページ目をお見せしましょう」と再びニヤリ。そこで、先ほどのファンの女性を再びステージに上げると、「彼女は吉本の芸人。これは僕が3か月前から仕込みました。皆さんへのフェイクニュースです」とニヤリ。まさにしてやられた!とばかりに会場からは歓声と共に、大きな拍手が送られた。

 2016年の単独ライブでは、面白おかしく自らの体験談を話す “エピソードトーク”を展開していた村本が、確実に変化している。この日、彼は舞台上で「今夜放送される THE MANZAI で、俺は自分がやりたいネタをやりました。一つでもネタがカットされていたら、俺はもうあの局には出ません」と宣言していた。2時間に及ぶトークライブでの圧倒的な熱量は、お笑い芸人としての覚悟からくるものだ。

 そして、その日の夜に放映された「Cygames THE MANZAI 2017~プレミアマスターズ」で、ウーマンラッシュアワーのネタはカットされることなくそのままオンエアされた。ウーマンの特徴でもある高速漫才を生かしたまま、原発、沖縄基地問題、被災地の仮設住宅問題、北朝鮮問題などをネタにしつつ、オチでは不倫問題ばかり取り上げる日本のメディアと、それを生む国民の意識の低さを皮肉る漫才を披露。「お前らのことや!」と画面を指差す彼の言葉にTwitter上で「痺れた」という声も上がるなど、ネット上で反響を呼んでいる。

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 「55歳になったら、アメリカで12万人の観衆を前にスタンダップコメディーがしたい」と次の目標を語った村本の目は真剣だった。ライブ後、インタビューに応じた村本は「テレビに出ていた時、ずっといろんなことを怖がっている自分が嫌でした。これをやったらあかんとか、これを言ったらあかんとか。テレビに出られなくなったら、生活どうしようかとか、そういうのも怖かった。でも今、そういうのが全て吹っ切れて。僕は僕のやり方で勝負していきたい。自分の体と、言葉と口でこうやってステージがあればやれるんだってことがわかったから」と語った。

 子供の頃から嫌われ者だったという彼が突き詰めた道。「俺にはお笑いしかない。本当にお笑いが大好き。自分でも俺はサイテーな奴やなって思う時はあるけれど、こんな自分のことを唯一裏切らないお笑いは、本当に恋人のような存在。だからこれからは、自分のやりたい笑いを純粋に突き詰めていきます」という村本の表情には、覚悟と自信が感じられた。

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