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ももクロ有安杏果、ラストライブで涙「本当にありがとう」

本日がラストライブとなった有安杏果
本日がラストライブとなった有安杏果

 ももいろクローバーZが21日、千葉県・幕張メッセでメンバーの有安杏果のラストライブとなる「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」を開催した。有安はライブ前の会見で「最後まで泣かずに何とかやりきりたい」と笑顔で話していたが、終盤各メンバーから別れの言葉を贈られると思わず涙。「何よりいつでもどんな時でも優しく熱く応援してくれたファンのみんながいたからこそ今日までやってこれました。幸せなアイドル生活8年間を本当にありがとうございました」と話して頭を下げた。

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 会場のファン29,765人に加え、別会場でライブビューイングで本ステージを見ていた約7472人のファンをあわせ37,237人が大熱狂したこの日のステージ。「Z伝説~終わりなき革命~」でライブがスタートすると、その後は「行くぜ! 怪盗少女」「走れ!」など14曲を5人で力強く熱唱。14曲目の「モノクロデッサン」が終わったところで有安が中央に立ち、メンバーそれぞれが涙を零しながら有安に贈る言葉をかけると、有安も思わず涙。その後は「サプライズでわたしたち4人から一曲プレゼントしたい」と「新しい青空」が歌われ、有安に花束が贈られた。

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 有安は「わたしのために歌まで用意して歌ってくれて本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べると「ももクロがこの4人で本当によかったです」と感無量の表情。百田夏菜子が「10周年は5人で迎えたかった」と涙を見せると「わたしも10周年は5人で迎えられると思っていました。でも4人のためにこうするしかなかった。ももクロは“奇跡の5人”と言われていたけどわたしは実はそうは思ったことがなくて、この4人とモノノフさんで5人だと思ってたんです」と述べ、会場のファンに向け「これから10周年も20周年も4人のことをお願いします」とステージで一礼。

 「この8年でいろんなことをやりきったので後悔はないです。みんなに自慢できるくらいこれからは幸せになりたい。突然のわがままを受け入れてくれてありがとうございました」と話し、ステージを後にした。その後は百田が4人を代表してスピーチ。「これからは4人で活動していきます。まだ戸惑いもありますが、これからもたくさんの人に笑顔を届けられるグループでいたいと思っています。わたしたち4人にはその覚悟があります」とコメント。

 「どんな道かは分からないですが、よく考えると今までもわからない道をずっと歩いてきたんです。これからも頑張って歩いていきたいと思います」と話すと会場からは拍手が起きた。ライブの最後は4人で「あの空へ向かって」を熱唱したが、その直前には松崎しげるもゲスト登場し、5月23日にももクロ10周年のライブを東京ドームで開催することを松崎の代表曲「愛のメモリー」に乗せて発表。4人の門出に華を添えていた。(取材・文:名鹿祥史)

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