強すぎる!セガール無敵伝説の原点は、10代後半で来日してからの若き日々にアリ!?

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『刑事ニコ/法の死角』(1988)のセガール。独特の銃さばきもセガールアクションの見どころだ - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 16日からテレビ東京「午後のロードショー」(毎週月~金:午後1時35分~)では、“若きセガール”傑作選! としてデビュー当時のスティーヴン・セガールの映画を金曜日に放送する。1988年の映画デビュー作『刑事ニコ/法の死角』から30年。若いころから変わらないセガールの魅了を振り返ってみたい。

【写真】セガールファンを驚かせた『エグゼクティブ・デシジョン』

 1952年、アメリカ・ミシガン州生まれのセガールは、格闘技と音楽を愛する若者として成長し、10代後半に来日。大阪で英語教師をしながら、合気道など武道の修行に勤しんだ。そのため関西弁が堪能である。その後、本国で自分の道場を開き、映画界でアクションコーディネーターを務めたことをきっかけに映画デビュー。現在は少し体重が増えたせいかほとんど動かないセガールだが、デビュー当時のスラリとした長身から繰り出される、力強くもしなやかな攻撃には、見とれてしまう美しさがある。

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 そんなセガール映画の特徴といえば、彼の演じる主人公が「強すぎる」ということだ。アクションヒーローといえば、血と汗にまみれて敵を倒し、ギリギリのところでピンチを切り抜けていくもの。しかしセガールは、大勢の敵に囲まれても表情ひとつ変えず、“沈黙”したまま敵を一掃してしまう。航空アクション『エグゼクティブ・デシジョン』(1996年)でセガールが退場したとき、ファンの多くは、エンドロールまで彼の再登場を信じていたはずだ。

 そんな“セガール最強伝説”が受け入れられた理由は、やはり日本でも学んだ合気道にあったのではないか。彼が特に活躍した1980年代後半から1990年代は、空手家のドルフ・ラングレンや、キックボクシングチャンピオンのジャン=クロード・ヴァン・ダムなど、格闘術に長けたアクションスターが台頭した時期でもある。打撃系の使い手が多いなか、それまで見たことのない動きで敵を投げ飛ばすセガールのスタイルは、観客の目に斬新に写ったはずだ。そして、初期のセガール映画では、銃撃に遭って7年のこん睡状態から目覚めたり(『ハード・トゥ・キル』)、相棒を殺されたトラウマを抱えていたり(『死の標的』)と、人間的な面を見せようという試みが残っているのが興味深い。

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 また、セガールといえば「沈黙」シリーズに触れないわけにはいかない。そのスタートは、セガールが元シールズの料理人ケイシー・ライバックを演じた『沈黙の戦艦』(1992)から。本作がヒットした後、日本では『沈黙の要塞』『沈黙の断崖』『沈黙の陰謀』『沈黙のステルス』など、セガール映画のタイトルに何故か「沈黙」がつくようになった。正式な続編は「沈黙」が付かない『暴走特急』のみ、というのも興味深い。現在のセガール作品は必ず「沈黙」が邦題につくようになってしまったので、「沈黙」なしのタイトルを楽しめるのも、若きセガール映画の特徴だ。

 現在では、セルビア共和国より市民権を授与されたり、ウラジーミル・プーチン大統領によってロシア国籍が付与されたりと、映画以外のニュースで話題に上ることが多いセガールだが、それでもファンにとって彼が「最強オヤジ」であることは揺るがないだろう。その理由は、若き日の姿を再確認することで、その理由がわかるはずだ。(編集部・入倉功一)

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