ADVERTISEMENT

最強の男は誰?無料放送「年またぎ映画祭」で目撃せよ!

年またぎ映画祭

 待ちに待った年末年始。年に一度のお休みだからこそ「自宅でゆっくり映画を堪能したい!」という方、なかでも「理屈抜きに楽しめるアクション映画が大好き!」という方にぴったり。年末年始に8日連続14作品の大特集「年またぎ映画祭」(12月27日~1月3日)がBS12(トゥエルビ)にて無料放送される。スタローン、デンゼル、イーストウッドらアクションものに欠かせないスターたちの主演による、新旧の名作・快作・話題作が続々と登場! さらに、日本初放送となる注目のドラマ「モンテ・クリスト伯」も一挙放送。いずれも個性あふれる各作品のヒーローたちを、能力別に分析した「対決」形式で比較しながら熱く激しく一気にご紹介!(文:宇都宮秀幸)

ROUND1:スタローン『エクスペンダブルズ』シリーズVS.デンゼル『イコライザー』シリーズ

バーニー・ロス(『エクスペンダブルズ』)

戦闘能力:★★★★★
リーダーシップ:★★★★★
不死身度:★★★★☆

ロバート・マッコール(『イコライザー』)

戦闘能力:★★★★☆
頭脳明晰度:★★★★★
ミステリアス度:★★★★☆

 世の悪を討つ“仕事人”役が当たり役となったシルヴェスター・スタローンデンゼル・ワシントンの超人気シリーズを紹介!

戦闘のプロ、あらゆる武器を使いこなすも仲間第一の人情家

年またぎ映画祭

 まずはアクション映画界を代表する存在である、シルヴェスター・スタローン主演による超大作『エクスペンダブルズ』シリーズ(2010~2023)。スタローンをはじめ、ジェイソン・ステイサムドルフ・ラングレンジェット・リーら往年のアクション・スターたちが大集結! 自ら「消耗品たち(エクスペンダブルズ)」を名乗る最強の傭兵チームが、危険なミッションに挑む人気作だ。

 スタローン演じる軍団の絶対的リーダーであるバーニー・ロスは、優れた統率力を発揮し、あらゆる兵器を使いこなす戦闘のプロ。一方で、共に戦う仲間たちを家族のように大切にする人情家の一面も見せる。『ランボー』シリーズ(1982~2019)の無敵の超人ランボーと、『ロッキー』シリーズ(1976~2006)の感情豊かなロッキー・バルボアが一つになったかのような、まさにスタローンの映画人生の集大成的キャラクターがバーニー・ロスなのだ。

元特殊工作員、今は一般市民、日用品を瞬時に武器化

年またぎ映画祭

 対して、演技派の重鎮デンゼル・ワシントンが主演を務めるハードボイルド・アクション『イコライザー』シリーズ(2014~2023)は、元特殊工作員という経歴を持ちながら、今は一市民として暮らすロバート・マッコールが主人公。法で裁けぬ悪人たちから虐げられた善良な人々を守るため、人並外れた能力を発揮して敵を排除していく。

 紅茶を飲みながら読書にふける物静かな姿と、怒りを爆発させて悪人をなぎ倒す鬼神のような姿とのギャップこそ彼の魅力。また、周囲にある日用品を瞬時に武器として利用するなど、単に力押しではない頭脳派の戦闘法も特徴だ。知的なイメージと確かな演技力で知られるデンゼルだからこそ表現できる、優しさと強さに加え、どこか哀愁を秘めた人物像は唯一無二。近年のアクション映画における超のつく傑作キャラクターと言えば、もちろん本作のマッコールがダントツだ!

 友情と絆を活かしたチーム戦で魅せるバーニー・ロスか? あくまでひとり孤高の戦いを貫くロバート・マッコールか? ある意味対照的とも言える2人それぞれの戦いを堪能してほしい。

ROUND2:ウィリス『ジャッカル』VS.ウィリス『デス・ウィッシュ』

ジャッカル(『ジャッカル』)

戦闘能力:★★★★☆
変身能力:★★★★★
神出鬼没度:★★★★☆

ポール・カージー(『デス・ウィッシュ』)

戦闘能力:★★★☆☆
頭脳明晰度:★★★★★
世直し度:★★★★☆

 アクション映画の金字塔『ダイ・ハード』シリーズ(1988~2012)の主演スターであり、知らぬ人などいない人気俳優ブルース・ウィリス。そんな彼が『ダイ・ハード』のマクレーン刑事とはまったく異なる役柄にそれぞれ挑み、正義のヒーローとは違う顔で魅了する2作品を紹介!

正体不明のスゴ腕殺し屋、変幻自在の変装能力

年またぎ映画祭

 名作『ジャッカルの日』(1973)にインスパイアされたサスペンス・アクション大作『ジャッカル』(1997)では、ウィリスには珍しく正真正銘の「悪役」として登場。正体不明、恐るべき存在としてその名前だけが裏社会に響き渡る凄腕の殺し屋ジャッカル。要人暗殺を企む彼を捕らえるため、FBIの要請を受けた元IRAの工作員(リチャード・ギア)が動き出す……。

 本作でウィリスが演じるジャッカルの最大の特徴は、なんといってもその「変身能力」。髪の形や色、紳士風から労働者風までのさまざまな服装、話し方や態度に至るまで、変幻自在。それらを見事に演じ分けてみせるウィリスはさすがのひと言! さらに恐ろしいのは、感情をまったく表に出さないマシーンのような冷酷さ。遠隔操作可能な巨大ガトリングガンを駆使して計画を遂行しようとする非情なジャッカルの姿は、善玉を演じるウィリスを見慣れているだけに新鮮な驚きをもたらしてくれる。

死神と呼ばれる処刑人、野放しの悪人を粛正する!

年またぎ映画祭

 もう1本の『デス・ウィッシュ』(2018)は、チャールズ・ブロンソン主演の往年のヒット作『狼よさらば』(1974)をリメイクした異色のサスペンス。主人公ポール・カージーはシカゴの病院に勤務する有能な外科医。争いを好まぬ穏やかな性格の彼だったが、愛する家族を暴漢に襲われたことをきっかけに「死神」と呼ばれる処刑人へと変貌していく……。

 暴力とは無縁の世界に生きていた善良な市民が、野放しの悪人たちを自らの手で粛清していく。もともと優しげな雰囲気を持つウィリスだからこそ、次第に犯罪行為に手を染めていってしまう心理的変化が衝撃的! 正義を守るための暴力は果たして許されるのか? 一連の刑事アクションで悪を裁く英雄を演じてきたウィリスが、一段深いテーマに踏み込んだ作品でもあり、彼のファンこそ必見の隠れた秀作なのだ。

 冷静沈着なプロの殺し屋ジャッカルと、激情にかられ死刑執行人となる平凡な男ポール。共に暗殺と復讐というバイオレンスを題材としながら、対極のアプローチで熱演を見せるウィリスに酔いしれるしかない!

ROUND3:イーストウッド『アルカトラズからの脱出』VS.マックィーン『大脱走』

フランク・モーリス(『アルカトラズからの脱出』 )

戦闘能力:★★★☆☆
脱獄立案力:★★★★☆
不屈の魂度:★★★★☆

バージル・ヒルツ(『大脱走』)

戦闘能力:★★★☆☆
脱走常習度:★★★★☆
不屈の魂度:★★★★★

 「脱獄」「脱走」というテーマには、映画ファンの心を燃え上がらせるなにかがある……。映画界を代表する大スター2人によるそんな「脱出映画」の名作2本の見どころを、主人公像を中心に振り返ってみよう。

知性を駆使した脱獄プラン、権力に行動力で対抗

年またぎ映画祭

 実際の脱獄事件をベースにした『アルカトラズからの脱出』(1979)で、『ダーティーハリー』シリーズ(1971~1988)の名優クリント・イーストウッドが演じるのはタフな囚人フランク・モーリス。サンフランシスコ沖の孤島にあり「脱獄不可能」と恐れられるアルカトラズ刑務所へ移送されてきたフランクは、過酷な服役生活に耐えながら虎視淡々と脱獄を狙い始める……。

 荒くれ者たちばかりの刑務所でひときわ目立つ知性の持ち主であるフランク。看守による厳しい監視の目、低温の海に囲まれた絶望的な立地をものともせず、老朽化した通気口に目をつけた彼が編み出す脱出プランとは!? 一つまた一つと作戦を積み上げていくフランクの姿にワクワクし、いつ看守にバレるのか? というスリルもたまらない! 罪を犯した身ではあるものの、非情かつ理不尽な権力に行動力で立ち向かうフランクはある種のヒーローであり、まさにイーストウッドにぴったりの役柄。西部劇や刑事ものでの彼とはひと味違う、頭の切れるアウトロー像が魅力的すぎる!

脱走常習犯、何度失敗してもあきらめない反骨精神

年またぎ映画祭

 一方、往年の人気スター、スティーヴ・マックィーンが主演し、こちらも実話を元にした名作中の名作が『大脱走』(1963)。第2次大戦下のナチスの捕虜収容所を舞台に、連合国軍側の捕虜たちが前代未聞の脱出計画に挑む! 脱走ものの最高傑作とも言われる本作でのマックィーンの役柄は、脱走常習犯としてマークされる通称“独房王”の米兵バージル・ヒルツ。

 野球を愛しグローブとボールを手放さないヒルツは、入所初日に監視塔の死角を発見するなど抜け目のない男。バイクの腕前も相当で、ドイツ軍から強奪したバイクで疾走する有名なシーンはこの映画を代表する痛快なイメージ! どこか飄々としたムードを漂わせるヒルツは単独行動を好む一匹狼。何度も脱走を実行し、その度に捕まり独房に逆戻りしても決して諦めない反骨のキャラクターは、1960年代の反体制的カルチャーを象徴するスターであったマックィーンならではの主人公と言えるだろう。ヒルツと捕虜たちの脱走計画の行方は、ぜひその目で確かめてほしい。

 現代の俳優にはなかなかいない、1本筋の通った男にしかない輝きを放つイーストウッドとマックィーン。そんな彼らには、信念と精神力が伴う者のみ実行できる「脱獄」がよく似合う。往年の名作2本の変わらぬ素晴らしさをじっくり味わおう!

【番外編】新たな最強脱獄王登場!日本初放送「モンテ・クリスト伯」

エドモン・ダンテス(「モンテ・クリスト伯」)

不屈の魂度:★★★★★
復讐実行力:★★★★☆
肉体耐久力:★★★★☆

無実の罪で投獄、地獄の獄中から希望を見いだす

年またぎ映画祭

 年またぎ映画祭の翌1月4日から放送開始される本作(毎週日曜よる7:00~※2話連続放送)。フランスの文豪アレクサンドル・デュマによる名作文学「モンテ・クリスト伯」。日本では「巌窟王」の題名でも知られる不朽の物語が新たにドラマ化。もともと原作は実話に着想を得ており、「脱獄もの」としては前項で触れた『アルカトラズからの脱出』『大脱走』のルーツのひとつとも言える古典が、全8話の圧倒的ボリュームと新鮮なタッチで描き出される。

 主人公は船乗りの青年エドモン・ダンテス(サム・クラフリン)。陰謀により無実の罪で投獄された彼が、モンテ・クリスト伯と名乗り壮大な復讐計画を執念のもと実行する!監督は、『ペレ』(1987)、『愛の風景』(1992)でカンヌ国際映画祭パルムドール賞を2度受賞し、『レ・ミゼラブル』(1998)も手掛けたデンマークの巨匠ビレ・アウグスト。オスカー俳優ジェレミー・アイアンズも出演している。

 ダンテスは、十数年に及ぶ地獄の獄中生活で一度は死さえ覚悟するものの、ある人物の導きにより再び人生を取り戻すための戦いを決意する男。絶望の中でわずかな希望の光を見出す彼の姿は、誰にとっても楽ではない「生きること」に対する勇気を呼び起こしてくれる。一方、正体を隠しながら仇敵に近づく秘密めいた主人公像は、「別人として生きてみたい」という人々の密かな願望も満たすのかもしれない。とにかく何度も映像化されているのも納得の魅惑的ストーリー。観始めたら一気見してしまうことは間違いない!

 最強傭兵軍団のリーダー、悪を許さぬ仕置人、正体不明の殺し屋、不屈の脱獄犯、そして執念を燃やす復讐者……。自らの能力や信念でさまざまな運命に立ち向かう主人公たちのドラマが、ズラリと揃った大特集! 迫力のアクションを共通項としながらも、驚きや感動も与えてくれる充実のラインナップをこの年末年始に味わい尽くしてもらいたい。

【BS12 年またぎ映画祭放送スケジュール】

12月27日(土)夕方6時~『エクスペンダブルズ』
12月27日(土)よる8時~『エクスペンダブルズ2
12月28日(日)夕方6時~『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
12月28日(日)よる8時~『エクスペンダブルズ ニューブラッド
12月29日(月)よる7時~『イコライザー』
12月30日(火)夕方6時~『イコライザー2
12月30日(火)よる8時~『イコライザー THE FINAL
12月31日(水)夕方6時~『ジャッカル』
12月31日(水)よる8時~『デス・ウィッシュ』
1月1日(木)夕方6時30分~『大脱走』
1月2日(金)夕方6時~『アルカトラズからの脱出』
1月2日(金)よる8時~『暴力脱獄
1月3日(土)夕方5時~『パーフェクト ワールド』
1月3日(土)よる7時30分~『仮面の男』

公式サイトはコチラ>>

【ドラマ「モンテ・クリスト伯」放送スケジュール】

1月4日スタート、毎週日曜よる7:00~(2話連続放送)

公式サイトはコチラ>>

BS12の視聴方法はこちら>>

『エクスペンダブルズ』(C)2010 Alta Vista Productions, Inc All Rights Reserved. 『イコライザー』(C)2014 Columbia Pictures Industries, Inc., LSC Film Corporation and Village Roadshow Films North America Inc./Village Roadshow Films (BVI) Limited. All Rights Reserved. 『ジャッカル』(C)TOHO-TOWA 『デスウイッシュ』(C)2018 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved. 『大脱走』GREAT ESCAPE, THE(C)1963 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. and John Sturges. All Rights Reserved. 『アルカトラズからの脱出』Escape from Alcatraz(C)2026 Paramount Pictures. 「モンテ・クリスト伯」(C)2024 PALOMAR S.P.A.

ADVERTISEMENT
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT