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長澤まさみ、原点は『セカチュー』高評価の声優業の裏側

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声について語った長澤まさみ

 近年、女優として目覚ましい活躍をみせる長澤まさみだが、一方で“声”の評価の高さも注目されている。歴史的な大ヒットを記録した『君の名は。』での奥寺先輩、『SING/シング』で魅せた歌声は、長澤の“声”の表現力の高さを見せつけたが、公開中の『映画ドラえもん のび太の宝島』でも、包み込むような優しい声で海賊船の船長の妻・フィオナを好演している。

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 「『良かったよ』と言ってもらえることが多いのは素直にうれしいですね」と声優業の評価について率直な胸の内を明かした長澤。自身でも“声”というものは非常に大切にしているようで、「以前マネージャーさんから『女優は一・声、二・顔、三・姿』という言葉を教わったんです。自分のなかでも女優という仕事をやっていくうえで、声のトーンは、常にその役目を果たす上での核となっているものだと思っていたので、こうして声のお仕事をいただけるのはすごく励みになるし、ありがたいことです」と笑顔をみせる。

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 その意味で、女優として大きな起点となったのは、2004年に公開され、その年の実写映画ナンバー1の興行成績をあげた『世界の中心で、愛をさけぶ』のナレーションだったという。劇中、長澤演じるヒロイン・亜紀は、ウォークマンを使い“声”の交換日記を行う。その声は、みずみずしくもあり、切なくもある非常に印象に残るものだった。

 「わたしがこれまで女優というお仕事をやってきて、一番大きなポイントになったのが『世界の中心で、愛をさけぶ』だと思っていて、この作品のなかでも、やはり特徴的だったのがナレーションだったんです」と当時を振り返ると、「あれは、仮で録った声がいかされていたりするんです。わたしの良いところを見つけて、作品に落とし込んでいただいたという意味では、本当に恵まれた環境にいるんだなと実感しています」と周囲への感謝を忘れない。

 自身にとって「女優としての大きなよりどころ」という声の表現だが、それが大きな武器であるという自覚はなかったという。「留守電に入った自分の声を聞くと『なに、この声!』と思うことってあるじゃないですか。それと同じでスクリーンで初めて自分の声を聞いたときは『わたしってこんな声をしているんだ』という違和感がありました」。

 そんな長澤は「わたしの目標はお芝居をしていても、声優のお仕事をしていても、わたし自身になりたいのではなく、作品の一部になりたいんです」と強い視線で語る。続けて「良くも悪くも“長澤まさみ”という人間に注目していただけると、場合によっては、それが作品にとって良い方向に進んでいかないこともある。なので、しっかり役として生きる、役になりきることを常日頃から心がけています」と語る。

 近年、作品や演じたキャラクターが評価され、賞を受賞することが増えてきていることについて「目標に少しでも近づけているのかと実感できるので励みになります」と語ると、『映画ドラえもん のび太の宝島』で演じたフィオナという女性も「人間的に成熟していて聡明さを持っている女性ですが、優しさのなかから垣間見える強さを意識して、自分のなかにある“我”を出さないように心がけました」と自身が大切にしている“役に寄り添う姿勢”を貫いたことを明かしていた。(取材・文・撮影:磯部正和)

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