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二階堂ふみが初の男役、GACKTが高校生役「翔んで埼玉」映画化!

二階堂ふみ&GACKTのW主演で「翔んで埼玉」映画化!
二階堂ふみ&GACKTのW主演で「翔んで埼玉」映画化!

 累計発行部数62万部を突破した、魔夜峰央(まやみねお)原作「このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉」(宝島社)が、二階堂ふみGACKTのW主演で実写映画化され、2019年に公開されることが明らかになった。初の男役に挑む二階堂は「埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!」と意気込み、44歳にして高校生役を務めるGACKTは「正直なところ、『ボクの歳で高校生ってどうなのか?』という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう一つぐらい増えても問題ないかなとは思っています」とコメントを寄せた。

原作「翔んで埼玉」【画像】

 原作「翔んで埼玉」は、「パタリロ」(1978)などで一世を風靡した漫画家・魔夜が1982年に発表した作品で、2015年に「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」として30年ぶりに単行本として復刊されたことをきっかけに、大きな反響を呼んだ。魔夜が作品発表当時、埼玉県所沢市に住んでいたことから埼玉を題材に、「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉狩りだー!」など埼玉県を徹底的にディスるセリフなどで、後に続く“地方ディスマンガ”の火付け役的存在でもあり、上田清司埼玉県知事からは「悪名は無名に勝る」とまさかのお墨付きコメントも頂戴しているほど。

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 そのストーリーは、出身地・居住地による差別が激しい、架空の日本を舞台に、東京でトップの高校・白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子・壇ノ浦百美が、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗と互いに惹かれ合うも、実は麗が埼玉県出身であることが判明、東京と埼玉の県境で引き裂かれる2人の愛の逃避行と、埼玉県解放を成し遂げるべく戦いを挑んだ者たちの革命を描くというもの。

画像テキスト
二階堂が演じる壇ノ浦(左)とGACKTが演じる麻実(右)は原作ではこんな感じ - (C)魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社

 二階堂が壇ノ浦百美役で男役に初挑戦。そもそも同役を二階堂にオファーするにあたり、原作の設定を変更し、女性にするという案もあったが、本を読んだ二階堂本人から「これ、私が男性の役をそのまま演じたほうが面白くないですか?」と提案があったことで、原作通り、名前も外見も女性っぽいのに、実は男性というキャラクターのままで進められることになった。一方、二階堂演じる百美が淡い恋心を抱く転校生・麻実麗役にはGACKTが抜てき。「原作の魔夜さんのご指名なら……」と引き受けたGACKTだったが、高校生を演じてよいものかと思いながら、衣装合わせなどに挑んだという。二階堂とGACKTは、バラエティーなどでの共演はあったものの、本格的な演技での共演は本作が初。クランクインは3月21日で、埼玉はもちろんのこと、関東各地で撮影が進められている。

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 本作を手掛けるのは、「のだめカンタービレ」シリーズの若松央樹プロデューサーと武内英樹監督で、「久しぶりにバカなことをやりたい!」と意気投合。さらには、原作が未完の作品のため、その続きを考えるため脚本家・徳永友一(「僕たちがやりました」など)も交えてオリジナルの展開を模索し、大都会の東京から虐げられた埼玉が、自由を求めて徒党を組み戦うという原作の設定に、新たに千葉という対抗組織を用意。東京から迫害を受けている埼玉と千葉がどのように物語を形成していくのか、そして相容れない土地に生まれた2人の間に芽生えた愛がどうなっていくのか、2つのテーマを内包したストーリーが展開されるという。(編集部・石神恵美子)

原作者・監督・主要キャストのコメント

■魔夜峰央(まやみねお)コメント

30年前の作品です。当時私は埼玉県所沢市に在住しておりまして、抜けるような青い空と一面緑のネギ畑に囲まれて、牧歌的ながら、本当は東京へ行くはずだったのになぁ……と思いながらなんとなく悶々としていました。良いところなんです所沢は。しかし、これから一旗揚げようかと野心満々の当時の私にとっては、のんびりしすぎていて、なんとなく物足りなかったのは事実です。とくに誰と話したわけではありませんが、周りで暮らしている所沢、埼玉の人たちも同じような気持ちでいるのではないかなぁと肌で感じることがよくありました。今の生活に不満は無い、でももうひとつグレードアップしたい、というような、かすかな心の通奏低音が皆さんからも感じられたような気がしたのです。その頃、自虐的にそういった埼玉県民の心の声をある意味痛切に描いたのが、この「翔んで埼玉」です。おもしろいとかおもしろくないとかではなく、日々の鬱憤が爆発した心の声とでも言いましょうか。今見るととんでもない作品ですが、当時は素直な気持ちをそのままぶつけたのだと思います。それが、今になって、なぜ? まったくもって私自身が一番驚いているような状況なのです。今回はそれが、さらに映画化されるということで、ありがたいやら恐ろしいやら。「本当にいいんですか?」と、最後に言わせていただきます。

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二階堂さんへ
最近テレビでお顔は拝見しておりました。なんだか面白いキャラの人だなぁと、いい意味で、思っておりましたので今回の役はぴったりかもしれません。映画の中で思い切り遊んでいただけたらと思います。

GACKT さんへ
まさかオファーを受けていただけるとは思いませんでした。最初GACKTさんのお名前が上がった時、そこにいた一同全員がのけぞり次の瞬間、ありか、と頷いたものです。願ってもないキャスティングですが、この役がGACKTさんの人生の汚点にならないことを祈っております。

■武内英樹監督コメント

原作では、東京に虐げられた埼玉が熱い魂を持って立ち上がる話ですが、映画にはオリジナルで積年のライバル千葉も登場し、埼玉、千葉そして東京の仁義なき戦いを私なりの解釈で、コミカルに、ダイナミックに、壮大なスケール感で描きます! 今年浦和と大宮が住みたい街ランキング上位にランクインしたなど最近何かと注目度が高い埼玉と、埼玉には間違えなく勝っていると信じる千葉! そして、高みの見物東京! 果たして埼玉・千葉・東京の仁義なき戦いの決着は……!?!? 爆笑してなぜか泣いていて、劇場を出る時には、自分の出身地を誇りに思うようなそんな作品になると確信しています!

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■二階堂ふみコメント

埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!

■GACKTコメント

このオファーがあった時は、「設定に無理があるんじゃないかな?」とは思ったんですけれども、ずっと以前から魔夜先生の作品のファンだったっていうことから、先生からの指名ということであればやるしかない……という想いで、今回の作品は受けてしまいました(笑)。正直なところ、「ボクの歳で高校生ってどうなのか?」という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう一つぐらい増えても問題ないかなとは思っています。(二階堂)ふみちゃんとは、こういう形で一緒に共演できるのは嬉しいと思ってます。番組以来の久しぶりの再会なので楽しみです。ふみちゃんにとって最高の相手役、最高のキャラクターで撮影に入れるように作り込んでいきたいと思います。

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