ブライアン・クランストン『30年後の同窓会』リアルな会話劇の理由明かす

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『30年後の同窓会』で不良オヤジを好演したブライアン・クランストン - (C) 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

 海外ドラマ「ブレイキング・バッド」でおなじみの名優ブライアン・クランストンが、『6才のボクが、大人になるまで。』などのリチャード・リンクレイター監督と組んだロードムービー『30年後の同窓会』(6月8日公開)での電話インタビューに応じ、アドリブと見まがうかのようなリアリティーあふれる会話劇の誕生秘話を明かした。

【動画】ブライアン・クランストン出演『30年後の同窓会』予告編

 かつてベトナム戦争に従軍した無鉄砲でおしゃべり好きのバー経営者サル(クランストン)と、本当は口が悪く過激な性格の神父ミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)が、戦死した息子の亡骸を故郷に連れ帰りたいという親友ドク(スティーヴ・カレル)の願いに応え、はるかな旅に出る本作。原作は、『さらば冬のかもめ』などの原作で知られるダリル・ポニックサンの小説。『ビフォア』シリーズを筆頭に、リアルな会話劇に定評のあるリンクレイターが脚本、演出を手掛けたとあって、3人の名優の息の合った掛け合いが見ものだ。

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『30年後の同窓会』より。ローレンス・フィッシュバーン、スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン

 クランストンいわく、企画の出発点は『さらば冬のかもめ』(1973)の続編を作ることだった。しかし、「(『さらば~』の出演者である)ジャック・ニコルソンは引退していたし、オーティス・ヤングは亡くなっていたので再び同じキャスティングは難しいということで実現しなかった」のだそう。代わりに監督は2005年に刊行された同原作者の「Last Flag Flying」のストーリー精神に引かれ、映画化に至った。

 俳優陣にとって効果的だったのが、クランクイン前に行われた3週間にわたるリハーサルだ。「この脚本が何を語りたいのかをより明確に、それぞれのセリフの意味を掘り下げていく作業だった。毎日読み合わせをしながら監督にいろんな質問を浴びせ、それを受けた監督が脚本を書き換えて、またみんなで読み合わせる。その繰り返し。とてもうまくいったと思っているよ」。

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クランストン&カレルの共演は意外にも初

 そうした入念なリハーサルが結実したかのような、3人の掛け合いの一つとして、昔話に花を咲かせる下りがある。特に目を引くのが、笑いのあまり泣き声のようになっているカレルの演技だ。とても芝居とは思えないこの名演を、クランストンは「完璧な演技」と絶賛している。「(ドクが)妻を亡くし、息子を亡くした彼の重み、抱えた悲しみがよく伝わってくる。サルは友達思いだから、友達を笑わせるのが自分の責務だと感じている部分があって、あの手この手でドクを笑わせようとするんだ。スティーヴの泣いているような笑い声は、“sweet”な瞬間だった」。

 ちなみに、クランストンはスティーヴが出演しているテレビシリーズ「ジ・オフィス(原題)/The Office」の1エピソードを監督していたものの、タイミング悪くその回にスティーヴが出演しておらず、この映画での初共演を「念願かなった」と喜んでいた。(取材・文:編集部 石井百合子)

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