三谷幸喜、新作は政界コメディー!『記憶にございません!』

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三谷幸喜のガッツポーズ

 脚本家で映画監督の三谷幸喜の新作映画が『記憶にございません!』のタイトルで、2019年に公開されることが決定した。中井貴一が主演を務め、ディーン・フジオカ石田ゆり子草刈正雄佐藤浩市が出演することもあわせて発表された。2日、都内のスタジオで行われた新作発表会で三谷監督は、記憶喪失の総理大臣を巡る“政界”コメディーとなる本作について「100年後でも楽しめる作品にしたい」と意気込みを語った。

【画像】三谷監督の新作映画『記憶にございません!』主演する中井貴一

 三谷監督が、「ある日突然、総理大臣になったら」と昔から考えていたシチュエーションを映画化した本作。国民から史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介が、一般市民の投げた石が頭に当たり記憶喪失なってしまったことから起こる騒動が描かれる。記憶を失い普通のおじさんになってしまう総理大臣・黒田役を中井、総理を支える首相秘書官・井坂役をディーン、総理の妻・聡子役を石田、政界を牛耳る官房長官・鶴丸大悟役を草刈、総理をゆするタブロイド紙のフリーライター・古郡役を佐藤が務める。

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キャストたち

 7月から都内近郊で撮影が始まっているという同作は、屋外の撮影で大勢の人がいるシーンの撮影を敢行。三谷監督は、過去にそういったシーンを撮影したことがなく「こんな暑い時期に」と日焼けした顔で笑った。

 今回の作品のことを三谷監督は「中井貴一ショー」と思っていると明かした。三谷が初めてテレビの2時間ドラマの脚本を担当した作品「天国から北へ3キロ」に中井が主演したときから親交がある2人。同学年ということもあり、親睦を深めるうちにお互いにコメディアンのダニー・ケイが好きだということが発覚。「いつか、ダニー・ケイが出演しているようなコメディーを作りたいね」と話していたことがやっと実現するようだ。

 三谷作品初出演となるディーンのことを三谷監督は「笑っちゃうくらい2枚目」と感じていたという。撮影でも、ちょっといじったり話しかけても絶対に崩れないといい、「僕が求めていた2枚目。それを逆手に取っていままでに見せたことのない面白い部分を観せたい」と語った。また、天真爛漫(てんしんらんまん)な総理の妻を演じている石田は、過去に三谷監督の舞台に出演した経験があり、その際に「コメディーをやりたい。わたしにはコメディエンヌの才能があるんです」と打ち明けられたことがあるといい、「あまり石田さんがやったことのないシチュエーションのシーンが結構あります。ニュー石田ゆり子に期待してください」とコメントした。

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 三谷作品に数多く出演している佐藤について、「どこかに出てほしいな。次はどんな役をやってもらおうかな」と三谷監督は佐藤のために物語を考えるほど。世間が知らない佐藤の魅力を知ってもらいたいと今作では3ページある中井と佐藤2人きりのシーンを約3分間、長回しで撮影したという。

 三谷監督は、今作で実在の政治家の影響を受けているのかと聞かれると「政治風刺ではない」と否定。「あえていうなら政界ファンタジー。特定の政治家をイメージさせるようなシーンも、『日本』という言葉も意図的に一切出していないです。美術セットも実際とは違うものになっています」とこだわりを述べた。さらに「日本のコメディー映画の歴史のなかで、新しい転換期になるような気持ちで作っている」と熱く語った。(編集部・梅山富美子)

■以下は発表されたストーリー

病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだかわからない。一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。そして石を投げつけられるほどに……すさまじく国民に嫌われている!! 部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらわからない総理。記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。そしてよりによってこんな時に、アメリカ大統領が来日! 他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す! 果たしてその先に待っていたものとは……!?

キャストコメント

■中井貴一
久しぶりに三谷さんとタッグを組ませていただきます。日本のエンターテインメントコメディーの傑作を目指し、毎日酷暑の中撮影に取り組んでおります。大人が楽しめるジャパニーズ・コメディー、ぜひお楽しみに!!

■ディーン・フジオカ
1997年から続く歴史ある三谷監督作品に、今回初めて参加させていただくこととなりました。中井貴一さん演じる総理大臣を陰で支える首相秘書官、井坂役を演じさせていただいていますが、日本を代表するキャストの方々、制作スタッフの方々との撮影は、とても貴重な経験となっています。この大作コメディー映画の一員ととして、本作品に貢献できればと思っています。

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■石田ゆり子
初めて参加する三谷幸喜さんの映画。お話をいただいたときから嬉しくて嬉しくてたまりませんでした! 「記憶喪失の総理」の妻……その役どころを聞いただけで、なんだかすでに、心楽しいのは何故なのでしょう。中井貴一さんはじめとする素晴らしいキャストのみなさんと共に、三谷さんの世界を生きたいと思います。スピード感のある現場なので、日々集中、気合いです。頑張ります。

■草刈正雄
久々の三谷作品でとてもワクワクしています。三谷さんとまた、一緒に仕事ができることがとても嬉しいです。中井さんとの共演も久しぶりで楽しみです。久々の三谷ワールド、思いっきり楽しみたいと思います。

■佐藤浩市
三谷監督ならではの長回しがあり、いい意味で緊張の中、中井貴一さんとの互いの信頼感から生まれる心地よい間合いの芝居を楽しんでいます。今回は政界が舞台ですが、地面から少しだけ浮いているような、不思議とリアル過ぎない三谷ファンタジーを楽しんでいただけたら嬉しいです。

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