ディーン・フジオカ、約6年半ぶりフジ連ドラ主演 瀧内公美と法医学者×官僚バディ結成

ディーン・フジオカが、4月8日から放送される、フジテレビ系・新水10ドラマ「LOVED ONE」(毎週水曜・22時~22時54分)で主演を務めることが明らかになった。ディーンがフジテレビの連続ドラマで主演を務めるのは約6年半ぶり。変わり者の天才法医学者が主人公の法医学ヒューマンミステリーとなり、初共演の瀧内公美とバディを組む。
本作は、“死の真相”の多くが闇に葬られている現状を打破すべく、厚生労働省主導で新設された法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」の活躍を描くミステリー。タイトルの「LOVED ONE(ラブドワン)」とは、法医学者が遺体にささげる敬意が込められた言葉。“亡くなった人”ではなく、かつて“誰かに愛されていた存在”として呼ぶための名であり、MEJのメンバーたちが、彼らが残した声なき最後の痕跡をたどりながら数々の難事件に挑んでいく。
ディーンが演じるのは、アメリカ帰りの法医学者・水沢真澄(みずさわ・ますみ)。アメリカでメディカルイグザミナーとして数多くの検死を担当してきた水沢は、わずかな矛盾も見過ごせない性格で、口癖のように「矛盾します」とつぶやく変わり者。物腰は柔らかいが信念は決して曲げず、ときに自ら現場に足を運び、徹底的に真実を追い求める。不器用で少し風変わりな性格ゆえ、メンバーを振り回すことも少なくないが、遺体と向き合った瞬間に、その空気は一変。圧倒的な観察力と独自の視点で真実を導き出していく。
「シャーロック」(2019)以来、約6年半ぶりのフジ連ドラ主演となるディーンは、「再びご一緒できることを大変うれしく思っています」と感謝。エリートでありながら、無造作な髪に気取らない装いという水沢のヒーロー像に「ビジュアル面でも“柔らかさ”は一つのテーマです。白衣をまとい専門的な言葉を使う役柄だからこそ、どこかオーガニックで自然体な雰囲気がにじみ出ればと思っています。理屈ではなく、直感的に“人”を感じてもらえる人物像を目指しています」と語っている。
そして、瀧内が演じるのは、真澄とバディを組むMEJのセンター長・桐生麻帆(きりゅう・まほ)役。志を胸に厚生労働省に入省するも、思うような成果を上げられず、出世競争にも敗れ、行き詰まりを感じていたところでセンター長に抜てきされた麻帆。医師免許もなく、法医学という未知の分野に戸惑いながらも、“死因不明”の裏に潜む現実と向き合い、立場も価値観も正反対の真澄と衝突を繰り返しながら、唯一無二のバディになっていく。瀧内が演フジテレビの連続ドラマに出演するのは約5年ぶり。
脚本は「ブラックペアン シーズン2」(2024)や「キャスター」(2025)などを手掛けた守口悠介と、「真夏のシンデレラ」や「Dr.アシュラ」なども手掛けた市東さやかが担当し、演出は松山博昭と並木道子が務める。ディーン、瀧内公美、加藤達也プロデューサーのコメントは以下の通り。
ディーン・フジオカ
Q.本作のオファーを受けて
「約6年半ぶりに主演という形でフジテレビさんの作品を背負わせていただくことになり、再びご一緒できることを大変うれしく思っています。そして“命”を扱うテーマであることにも、個人的に強いご縁を覚えました。まさに今の自分が向き合うべきタイミングで巡ってきた、運命的な出会いだと受け止めています。タイトルの『LOVED ONE』については、法医学の世界でご遺体に敬意を込めてそう呼ぶことを、今回初めて知りました。これまで同様のテーマを扱った海外作品の英語字幕で目にしていた言葉ではありましたが、その意味を深く意識したことはありませんでした。この役に向き合う中で、“LOVED ONE”という言葉を知れば知るほど、その奥行きと尊さを実感しています。とても意義深いテーマだと感じています」
Q.台本を読んでみて
「なぜ悲しい出来事が起きてしまうのか。その真相を追う過程と、登場人物たちの人間ドラマ。二つの軸が丁寧に描かれている作品だと思います。ミステリーとしての魅力はもちろんありますが、法医学を通して真実が明らかになる中で浮かび上がる“人の軌跡”こそが本作の核だと感じています。一人の命にどんな日常や関係性、記憶があったのか、少しずつ解き明かされていく様子は、まるで日記を1ページずつめくるような感覚です。そこに残された“愛の記憶”を丁寧にたどっていくヒューマンドラマであり、何気なく過ぎていく日々の中で、自分の生き方を見つめ直すきっかけになる。そんな“応援歌”のような作品になればうれしいです」
Q.水沢真澄という役について
「現在、スタッフの皆さんと話し合いを重ねながら、役を丁寧に作り上げている段階です。どんなトーンに着地するのかは、これからになりますが、命の尊厳を扱う作品ですので真摯(しんし)に向き合うことは大前提ですが、同時に、あまり堅くなりすぎないことも大切にしたいと考えています。深いテーマの中にも、日常の何気ないやりとりや人間らしい温度が感じられる存在でありたいですね。ビジュアル面でも“柔らかさ”は一つのテーマです。白衣をまとい専門的な言葉を使う役柄だからこそ、どこかオーガニックで自然体な雰囲気がにじみ出ればと思っています。理屈ではなく、直感的に“人”を感じてもらえる人物像を目指しています」
Q.瀧内公美さんとの初共演について
「これまで作品を拝見していて、とても繊細な表現をされる方という印象を持っていました。実際にお会いすると、そのイメージをいい意味で裏切る、スカッとした芯の強さと明るさをお持ちの方だと感じました。名字に“龍”が入っていらっしゃるだけあって(笑)、現場でどんなエネルギーを発揮されるのかとても楽しみです。全くタイプの異なる二人が、時にぶつかり合いながらも協力し合い、物語を前に進めていく。そのバディ関係は、本作の大きな軸の一つになると思います。お互いに補い合いながら、良い関係性を築いていけたらと思っています」
Q.放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージ
「本作は、生と死を真正面から描く物語です。しかし同時に、一人一人の人生が、誰かに愛され、誰かを愛していたという事実に光を当てる作品でもあります。ミステリーとしての謎解きの面白さと、人間ドラマとしての温かさ。その両方を感じていただけたらうれしいです。ぜひ、最後まで見届けてください」
瀧内公美
Q.本作のオファーを受けて
「初めてご一緒する座組の中に参加させていただけることを、とてもうれしく思っています。今回いただいた桐生麻帆という役は、これまであまり演じたことのないタイプのキャラクターで、自分にとって大きな挑戦です。そのような機会を託していただけたことを、光栄に感じています。監督やプロデューサー、共演者の方々とも初めましてのご縁になりますので緊張はありますが、それ以上に皆さんと共に作品を作り上げていけることへの期待で胸が高鳴っています。撮影の日々を大切に重ねていけることを、今から楽しみにしています」
Q.台本を読んでみて
「とても“余白”のある脚本だと感じました。脚本家の皆さまが紡がれた世界観の中で、登場人物一人ひとりに確かな信念が宿っている。その在り方がとても美しいと感じています。また、私が演じる麻帆にも明確な信念があり、彼女がどの立場で、何を背負い、何を伝える存在なのかが丁寧に描かれていました。1話完結で見やすさもありながら、“この先どうなるのだろう”と引き込まれる強い求心力があり、次はどんな事件が起き、チームがどう解き明かしていくのか、ミステリードラマとしての面白さも存分に味わえる作品だと思います」
Q.桐生麻帆という役について
「麻帆は猪突猛進で、不器用だけどまっすぐな女性です。厚生労働省の官僚という立場からすると、一見お堅い人物に見えるかもしれませんが、法医学の知識がないままMEJのセンター長に就任し、専門家である法医学者たちの中へ飛び込んでいきます。新しい制度を導入することで周囲を振り回しているように見えて、実は一番振り回されているのが麻帆かもしれません(笑)。視聴者の皆さまにとって、思わず応援したくなる存在になれたらうれしいです」
Q.ディーン・フジオカさんとの初共演について
「非常に多才な方だと思っています。さまざまな顔をお持ちな印象がありましたので、実際はどんな方なのだろうと思っていました。お会いすると、とても柔らかく優しい笑顔が印象的な方でした。包み込んでくださるような温かさがある一方で、少し天然なかわいらしさもお持ちで(笑)。そのギャップも魅力的だと感じました。これから撮影が始まりますが、ディーンさんご本人と、水沢真澄という理知的なキャラクターがどのように重なり、どんなふうに立ち上がっていくのか、とても楽しみにしています。そして、チーム一丸となって事件を解決していく作品ですので、ほどよい緊張感を大切にしながら、風通しの良いチームワークを築いていけたらと思っています」
Q.放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージ
「麻帆は厚生労働省の官僚として歩んできた人生から一転、MEJのセンター長に抜てきされます。右も左も分からない中で専門家たちに囲まれ、ときには厳しい言葉を受け、プライドを折られながらも、必死に食らいついていきます。そうした経験を経て、仲間とともに事件を解決し、ご遺体の死因究明に向き合う中で、少しずつ成長していく物語でもあります。制度や理屈だけでは、“遺族者の心”は救えない現実と向き合いながら、人として何ができるのかを問い続ける作品です。チームMEJを最後まで見守っていただけたらうれしいです」
プロデュース:加藤達也
「本作のタイトル『LOVED ONE』とは、法医学の現場で遺体を表す言葉の一つとして使われています。それは単なる遺体ではなく、誰かに愛され、かけがえのない存在であり、確かに日常を生きていた一人の人間であったことも意味しています。法医学のドラマを考え始めたとき、取材をさせていただいた実際の法医学者の方から、この言葉を教えていただきました。“LOVED ONE”という言葉との出会いこそが、本作のすべての着想の原点となりました。そして、遺体に残された痕跡から死の真相を解き明かしていく中で浮かび上がるのは、事件の真実だけではありません。その人を取り巻く人間関係や想い、残された人々の人生、さらには故人が本当はどのように生きたかったのかという願いです。死を扱う作品ではありますが、このドラマを通して、私たちが普段見過ごしてしまっている何気ない日々や、ともすれば単調に感じてしまう日常が、実は愛(いと)おしく、かけがえのないものであることを再確認していただけたらと思っています。また、本作が今を生きる皆様の背中をそっと押すような作品になることを願いながら、ディーン・フジオカさん、瀧内公美さんをはじめとする素晴らしいキャストの皆様、そしてスタッフ一同、精いっぱい制作に励んでまいります。ぜひご覧いただければ幸いです」


