『好きだった君へのラブレター』原作者、ホワイトウォッシュを阻止

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原作者のジェニー・ハン - Desiree Navarro / WireImage / Getty Images

 韓国系アメリカ人のララ・ジーンが主人公のNetflix映画『好きだった君へのラブレター』が8月17日から配信されているが、原作者のジェニー・ハンは、映画化にあたり“白人化”(ホワイトウォッシュ)されないよう、ハリウッドに立ち向かったことを New York Times で語っている。

【画像】『好きだった君へのラブレター』主演のラナ・コンドル

 高校生のラブロマンスとなっている本作では、母親が亡くなり、3姉妹の次女としてシングルファーザーのもとで育てられたララ・ジーンが主人公。好きな男の子ができる度に、ラブレターをしたため、クローゼットの奥の箱の中にしまって満足していた彼女だが、ある日、これまでの5人分のラブレターが、何者かの手によって、それぞれの相手に届けられてしまう。

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 当初は映画化に乗り気だった数々の制作会社も、「主役はアジア系アメリカ人」という原作者の条件に興味をなくしていったという。あるプロデューサーは、「キャラクターの精神を捉えることができれば、女優の年齢や人種は関係ない」と言い、それに対しジェニーは「彼女の精神はアジア系アメリカ人です」と返したという。結局、アジア系の女優を起用することに同意した唯一の制作会社と契約し、映画『X-MEN:アポカリプス』で知られるラナ・コンドルがララ・ジーン役に抜てきされた。

 自身も韓国系アメリカ人であるジェニーは、「バフィー~恋する十字架」のバフィーやアリシア・シルヴァーストーンに憧れたティーン時代を送ったそう。しかし、どうやっても彼女たちに似ることはなく、当時はあこがれの対象となる活躍をしているアジア系女優もほとんどいなかったという。

 ジェニーは2005年に初出版されたとき、これだけのことができるんだと同じアジア系の女の子たちに見てもらいたかったため、当時は珍しかったが裏表紙に顔写真を載せている。「自分に容姿が似た女の子が映画に出ていたら、少女時代のわたしは、どれほどの大きな影響を受けたでしょう。脇役や単なる恋愛対象というのではなく、主人公だったら? 一度だけでなく、何作品も出ていたら? 自分に似た顔をした人が何かを成し遂げるのを見ることは、大きなパワーになります。サイドラインからセンターに出ることには、ものすごいパワーがあるんです」とジェニーは語っている。

 自分に似た人が何かを達成したことを実際に目にすることは、女優になれるかも、宇宙飛行士になれるかもという漠然とした思いを現実にする力があるのだとジェニーは言い、2018年の女の子には自身のティーン時代以上のものを手に入れてほしい、世界を手にしてほしいと語っている。(澤田理沙)

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