キャリー・マリガン、ポール・ダノ初監督作を語る

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左から、キャリー・マリガンと初監督に挑戦したポール・ダノ

 映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『それでも夜は明ける』などの演技派俳優ポール・ダノが、監督に挑戦した話題作『ワイルドライフ(原題) / Wildlife』について、キャリー・マリガンと共に、10月15日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】ポールと公私共にパートナーのゾーイ・カザン

 本作は、家庭が崩壊していくさまを16歳の少年の繊細な視点で描いたドラマ。ゴルフ場の整備員として働いていた父ジェリー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日突然解雇される。なかなか仕事が決まらぬジェリーと妻ジャネット(キャリー)が不仲になっていく中、ジェリーは山火事の消火にあたる消防士として、妻と息子ジョー(エド・オクセンボウルド)を置いて長期間家を離れたことで、いつしか取り返しのつかない事態になっていく。ポールは監督だけでなく、ゾーイ・カザンと脚本を共同執筆している。

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 作家リチャード・フォードの同名原作を読んで、すぐにアイデアが浮かび、映画化できるかもしれない、自身の監督作になるかもしれないと思ったというポール。制作には4年を費やしたそうだ。「『僕が監督するべきか? なぜそれ(アイデア)が機能するのか?』と一年間自問自答していたんだ。なかなか脚本を書き出すことができなかったけれど、(監督作を)この作品だと決心して、初稿を書いたよ。それを(私生活でもパートナーの)ゾーイに見せると、彼女にページを引き裂かれてしまったんだ。彼女は(女優だけでなく)真のライターとして、舞台や映画の脚本執筆経験がある。でも、僕にとっては今作が初めての脚本執筆だったから傷ついたよ」。その後、ゾーイが構成の道しるべを示すように脚本を書き、ポールと草稿を交換しながら、脚本を仕上げていったそうだ。

 キャリーは、撮影前にはキャラクターを十分に把握できていなかったが、撮影を続ける中で役柄をつかんでいったそうだ。「予告編に使用されている映像は、(夫婦に)転機が訪れたときのものよ。ジャネットはそれまで家をしっかり守り、夫のジェリーには異論を唱えることさえしなかったの。ジェリーの選択(山火事を消火する消防士になること)を責めたことは、14年間で初めてのことで、過去にはそんなそぶりさえ見せたことがなかったのよ」と解説。ジャネットの内面が徐々に変化していくキャリーの演技は見どころの一つになっている。

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 そんなキャリーとのタッグについてポールは、こまやかで幾重にも重なるような演技は、まるで世界一流のバレリーナと働いているような感覚だったと語る。「(演技上で)右方向に行こうが、左方向に行こうが、キャラクターのバランスが取れていて、撮影現場ではそんな彼女の演技を楽しむことができたんだ。映画内には、(脚本から映画化する過程で)余白の部分があり、その部分を監督や俳優陣で埋めていく作業になる。僕は今作では俳優をしていないけれど、自由に解放しながら演技する彼らを楽しむことができたよ」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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