『ボヘミアン・ラプソディ』役作りの苦労をキャストらが語る

左から、アレン・リーチ、ジョセフ・マッゼロ、グウィリム・リー
左から、アレン・リーチ、ジョセフ・マッゼロ、グウィリム・リー

 伝説のロックバンド、クイーンを描いた話題作『ボヘミアン・ラプソディ』(11月9日 日本公開)について、グウィリム・リージョセフ・マッゼロアレン・リーチらが、10月30日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【動画】『ボヘミアン・ラプソディ』予告編

 本作は、伝説のロックバンド、クイーンのリードボーカル、フレディ・マーキュリーとバンドのメンバーたちを描いた注目作。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など数多くの名曲が誕生する過程や、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴエイド」での圧巻のパフォーマンスなどを再現しながら、華やかなスターダムの裏に隠された知られざる事実を描いている。グウィリムとジョセフは、それぞれクイーンのバンドメンバー、ブライアン・メイジョン・ディーコンを、アレンはフレディのマネージャー、ポール・プレンターを演じた。

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 今作では音楽総指揮を担当しており、現在進行形で偉大なギターリストであるブライアン・メイ。演じたグウィリムは、そんなブライアンと時間を共有できたことを特権だったと話す。「ブライアンは寛大にも貴重な時間を僕に割いてくれたんだ。イギリスの古い硬貨を使って、どのような角度でギターの弦を弾くのか見せてくれたり、教えてくれたりしたよ。それに、彼と共に時間を過ごして、お互いを知る時間ももうけてもらったんだ。僕自身はクイーンのファンとして育ったし、最初にブライアンに会ったときは彼にすっかり魅了されていたよ。でもその憧れを取り払って、人として接することができたことは、キャラクターを作り上げる上で素晴らしい源となり、とても素晴らしい特権でもあったね」。

 一方、ジョセフが演じたジョン・ディーコンは、今ではスポットライトを浴びることを嫌い、メンバーのブライアン・メイやロジャー・テイラーのように今作には関わっていない。そのため、(ロジャーを演じた)ベン・ハーディや(ブライアンを演じた)グウィリムに、セットでは嫉妬を感じたこともあったとジョゼフは語る。「彼らは、自分が演じる役の人たちに実際に会えて、彼らと個人的な見解を共有できたからね。でもブライアン・メイが素晴らしかったのは、彼を演じたグウィリムだけでなく、バンドメンバーを演じた俳優たち全員に対して(情報の)根源となってくれたことなんだ。彼は、コンサートなどの映像ではわからない、ジョンがやっていた詳細な情報を僕に与えてくれたよ。彼の本来の姿を知るにはブライアンやロジャーに頼るしかなかったんだ」。

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 アレンが演じたマネージャーのポールもすでに亡くなっており、また、映像もそれほど残されていなかったという。「彼がバンド、クイーンの対立とフレディの葛藤を生んだきっかけとなった人物であるため、彼のことを話したがらない人も多かったんだ。だから、彼の情報を探すのは非常に困難だったよ」とアレン。そのため、ポールについて書かれた書物(そのほとんどはクイーンやフレディに関したもの)を出来る限り読んだそうだ。

 「それと、フレディのモノマネをした人物を描いたドキュメンタリー映画『ザ・グレート・プリテンダー(原題)/ The Great Pretender』(2012)も観たんだけど、ポールはいつもフレディの肩の後ろにいて、フレディにささやいたり、人々をフレディに会わせるために指図していたんだ。みんなが彼を嫌うけれど、ポール自身は自分の人生を生き、存在し、100%悪のような存在ではないと思うんだ。彼の決断は、その時の状況によるものだったと思うし、彼自身はとても孤独な人物だったと思っているよ」と自身の見解を語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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