ヒップホップ界を支えてきた有名ダンサーを追ったドキュメンタリー、監督らが語る

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シリーズ化も視野に入れているというクリストファー・マーティン監督

 1980年代後半から1990年代前半にかけて活躍したラッパー・デュオ、Kid 'N Playのクリストファー・マーティンが、初の長編監督を務めた話題のドキュメンタリー映画『アンド・アイダンスト(原題)/ AND iDANCED』について、2月22日(現地時間)、ニューヨークのMOMI(映像博物館)で行われた特別試写後のQ&Aで、元ダンサーのCarolyn Brown、Buddah Stretchらと共に語った。

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 本作は、1980年代後半から1990年代前半にかけて、世界中でツアーを行ったアーティスト、マイケル・ジャクソンボビー・ブラウンホイットニー・ヒューストンジャネット・ジャクソンや、LL・クール・JN.W.Aなど多くのヒップホップアーティストたちのバックダンサーを務めたBuddha Stretch, Shane Johnson、Phendi、Carolyn Brown、Merilyn Mitchellなどに焦点を当て、彼らがいかにダンススタイルを確立し、ヒップホップ界を支えてきたかを掘り下げたドキュメンタリー映画。

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 マーティン監督は本作について、まだ完成していないと語る。「もっと多くのダンサーを含めたいと思っているんだ。最初は、ヒップホップのダンサーたちと当時を振り返るようなインタビューを撮影していたのだけど、彼らと情熱的な会話を交わしていくうちに、シリーズになるほどの内容を撮ることができると思ったんだ。特に、、熟練された技能のある女性アーティストやダンサーたちが作り上げた世界観が、いかにヒップホップ界を確立していったかを観てほしいね。今日のダンサーたちにも是非、観てもらいたいんだ」

バックダンサーとして活躍したCarolyn Brown

 そんな女性ダンサーの一人であるCarolynは、当時の衣装について振り返る。「今日のダンサーはやたらと肌を見せて踊るけれど、わたしたちの時代は逆に服を着過ぎなぐらい、さまざまな衣装をつけて踊っていたの。少し踊りにくいこともあったわ。もちろん、わたしたちの時代でもセクシーな格好で踊っていたこともあったけれど、当時は下品でいかがわしい格好にはちゃんと線引きしていたの。現在のヒップホップのミュージックビデオを観ると、Tバックの下着姿など、ある程度行くつくところまで来ていて、個人的には以前のようにダンスのスキルを見せていた時代に戻ってほしいと思っているわ」と本音を明かした。

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 また、当時、N.W.Aの西海岸のツアーに参加していたという彼女は「そのツアーに入るまで東海岸で仕事をしていたわたしは、N.W.Aがどんなグループなのか知らなかったの。でも彼らのパフォーマンスを観たら、一気に魅了されてしまったわ。彼らは暴力的で過激な歌詞が批判されていたけれど、アーティストという立場で舞台の上で表現しているわたしにとって、彼らの過激な歌詞は気にならなかったわ」と振り返った。

日本でもワークショップを開催しているBuddah Stretch

 Buddha Stretchは、自身の娘もダンサーだそうで「僕の娘は90年代に生まれたが、80~90年代のアーティストや作品のファンなんだ。ある時、ドクター・ドレー(N.W.Aの元メンバー)の曲を聴いていたから、思わず『生まれるよりも前の曲をなぜ聴いているんだ?』と聞くと、『こういう曲がベストなの!』と言われたんだ。他にもさまざまな90年代の楽曲を聴いている娘を見て、彼女は僕の娘だなとしみじみ思ったよ」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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