『名探偵ピカチュウ』テスト版ではデッドプールの音声が使われていた!ライアン・レイノルズ単独インタビュー

来日したライアン・レイノルズ
来日したライアン・レイノルズ

 ハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』で人間の言葉でしゃべりまくる、自称“名探偵”のピカチュウを演じたライアン・レイノルズが来日。かわいいのに中身はおっさんなピカチュウを声だけでなくモーション・キャプチャーやフェイシャル・キャプチャーを駆使して演じた孤独なエピソードや、かわいく「ピカピカ♪」と言うコツ、そして2人の娘たちについてもユーモラスに語った。(編集部・市川遥)

【画像】表情豊か!かわいすぎる実写版ピカチュウ

知らぬ間に行われていたオーディション

Q:『名探偵ピカチュウ』に参加することになった経緯は?

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僕は後でこのことを知ったんだけど、製作陣はCGIの素晴らしいピカチュウを作って、何人かの俳優の声を仮当てして試してみていたんだ。どのように見えるか、どのように聞こえるかを確かめるために。どういうわけか、彼らは僕の声を試してみて、「これがピカチュウだ!」となったそうなんだ(笑)。これまでで一番無理強いされることのないオーディションだったよ。だって、僕はオーディションされていたことなんて知らなかったわけだから(笑)。

それでオファーをくれて、脚本を読み……こうしたハイコンセプトな作品の脚本を読む時に僕がするのは、そのコンセプトを取り除いてみて、ストーリー自体がうまくいっているかを確認すること。だから僕は「もしポケモンを取り除いたとしてうまくいくのか?」と考えたんだけど、本作はとてもうまくいっていた。愛と喪失という普遍的なテーマを扱っていて、ミステリーといった僕が好きなものがある。だから参加することにした。最高だよ。

Q:製作陣が使ったのは『デッドプール』でのあなたの声だったんでしょうか?

彼らは『デッドプール』第1弾のセリフをピカチュウに当てていた。だけど、それが驚くほどうまくいっていたんだよ(笑)。さすがに放送禁止用語以外でやっていたけどね。

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名探偵ピカチュウはライアンそのもの!

ライアン・レイノルズ

Q:実際の収録はどんな感じで行われたのですか?

没入感がすごかった。モーション・キャプチャー、パフォーマンス・キャプチャー、フェイシャル・キャプチャー、呼びたいように呼んでくれていいけど、それは声の演技だけとはかなり違うんだ。とても洗練された技術で、本当に細かい表情まで捉える。もし君が僕だったら、完成版のピカチュウを見てとても落ち着かないはず。心がそれを受け入れないというか。なぜなら、君が見ているのは君自身だから。ほとんど僕の魂が抜かれて、名探偵ピカチュウの中に入れられたようだったよ。それに慣れるのにはちょっと時間がかかった。他の皆が見るのは単に“とても表情豊かなピカチュウ”かもしれないけど、僕には自分の姿が見える。だからすごく奇妙だった。

それにモーション・キャプチャーはすごく孤独だった。だってセットでキャストと一緒にいられないし、時間も違うし一人でやらないといけない。この映画で「ずっと寂しかったんだ」というピカチュウのセリフがあるけど、モーション・キャプチャースーツを着てこれを言ったとき、本当にそう感じていたのを覚えているよ(笑)。

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Q:即興の演技も多かったのでしょうか?

少しやった。僕は即興をやりがちなんだ。そのプロセスが好きだし、即興のコメディーでこの仕事を始めたようなところもある。ほとんどの即興はモーション・キャプチャースーツを着てやったよ。僕は800のジョークを試してみて、編集の段階でそこから使いたいものを選んでもらったという感じ。

Q:ピカチュウのかわいい鳴き声も見事に表現されていました。何かコツはあるのでしょうか?

そうだな……ヘリウムが多分使えるよ。

娘たちもポケモンが大好き!

ライアン・レイノルズ

Q:自分の子供たちに観せられる映画、という点でも本作に惹かれたそうですね。

僕の声を使ったピカチュウのテスト映像を観せてもらっていた時、娘が通りかかったんだけど、まるで子供にとってのマタタビみたいに食いついていた。それでほかのポケモンの映像も観せてみたら、もう大興奮で。予告編やCMも観て、本編を観るのを本当に楽しみにしているよ。だけど彼女は僕がピカチュウだって知らないんだ。彼女は「お父さんみたいな声だね」と言い続けているんだけど、僕は「本当に? そうなの?」と言って教えていない。どうなるだろうね。

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Q:子供にとって、自分のお父さんがピカチュウを演じているというのはきっと特別なことですよね。

それはそう! でも、僕の子供たちは結構普通なのかもしれない。実際、彼女たちは僕が映画に出ているかどうかなんて気にしないんだ。彼女たちが気にしているのはポケモンだけ。二人はただ、この映画とそこで作り上げられた世界が見たいだけなんだよ。僕が俳優だってことは知っているはずだけど、まだ4歳と2歳だから、「どの子のお父さんも俳優」だと思っているのかもしれない。

Q:『名探偵ピカチュウ』の世界は本作で描き切ったと思いますか? それとも、掘り下げるべき要素はまだまだあると思いますか?

掘り下げるべきところは、まだまだたくさんあると思う。「ポケモン」はものすごくダイナミックなユニバースで、世界的な社会現象になっている。その世界でできることは本当にたくさんあるよ。無数の個性豊かなキャラクターがいて、そしてどの方向へでも進んでいけるという点で、『スター・ウォーズ』みたいだと感じるんだ。これからたくさんのポケモン映画が誕生してもおかしくはないね。

東京はじっくり観光済み

ライアン・レイノルズ

Q:日本滞在は楽しまれていますか?

ああ! 東京に来るのは4度目だけど、楽しみにしていたんだ。なぜか落ち着く。多分僕が、大きな日本のコミュニティーがあるバンクーバーで育ったからかもしれないけど、故郷のような感じがするんだよね。

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Q:外を見て回る時間はありました?

ちょっとだけ急いで見て回った。じっくり観光する時間はなかったけど(笑)。でも前に、東京には仕事でなくただ観光客として来たことがあって。だから2週間とか過ごして、できるかぎり見て回ることができたんだ。

Q:ファンにメッセージをお願いします。

日本の人々は名探偵ピカチュウを愛していると思う。一番重要なことは、この映画がポケモン文化を愛し、大切にし、その真価を認めている人々によって作られたこと。この映画の全てのフレームからそれは伝わると信じているよ。

Q:最後に、『デッドプール』シリーズの続編ではポケモンのジョークを聞くことができるでしょうか?

多分ね。いくつか入れるはず。少なくとも二つは!

映画『名探偵ピカチュウ』は5月3日(金)日本先行公開

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