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『きみの鳥はうたえる』未公開のクラブシーン公開

『きみの鳥はうたえる』より
『きみの鳥はうたえる』より - (C)HAKODATE CINEMA IRIS

 昨年9月に公開され、柄本佑がキネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクールなどの映画賞で主演賞に輝いた『きみの鳥はうたえる』のブルーレイ、DVDが5月10日に発売されることとなり、「ブルーレイ特別版」に特典映像として収録される未公開シーンが一部公開された。

【動画】未公開クラブシーン・ディレクターズカットの一部

 本作は、『Playback』(2012)『THE COCKPIT』(2015)などの三宅唱監督が、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』など映像化が相次ぐ佐藤泰志の小説を映画化。物語は、函館を舞台に、書店で働く「僕」(柄本)、「僕」のルームメイトで失業中の静雄(染谷将太)、「僕」と同じ書店で働く佐知子(石橋静河)の三角関係を軸に展開する。

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 ブルーレイ、DVDの特典映像には撮影風景をまとめたメイキング、オーディオコメンタリーを収録。またブルーレイ特別版にはトークイベント、完成披露試写会のほか「未公開クラブシーン・ディレクターズカット」も。本編の中で名シーンと言われるクラブシーンをフィーチャーしたもので、三宅監督が自ら編集している。

 “SCENE35”と名付けられた本映像では、映画に登場したHi’Spec(ハイスペック)、OMSB(オムスビ)のライブシーン撮影の様子や、僕、佐知子、静雄らが踊りつかれてソファで休む未公開シーンなどが見られる。とりわけ「しゃっくりがとまらない」と僕にもたれる佐知子と、僕がじゃれ合う様子は、ドキュメンタリーのような生々しさ。

 柄本、石橋、染谷いずれも本作には深い思い入れがあり、映画の公式サイトには以下のようにコメントを寄せている。「三宅唱監督にこの映画の話をいただいたのが2015年の11月。撮影をしたのが2017年の6月。出来上がったのが今年の2月です。本当に出来上がるのかな、と思うくらいの時間をかけて出来上がりました」(柄本)、「函館での撮影はとても濃厚で、贅沢な時間でした。三宅監督が大きな器になり、その中で自由に泳がせてもらったような感覚です」(石橋)、「三宅さんが作る現場は台本の空気そのものでした、佑さんと石橋さんとプラプラしながら、酒を交わし、カメラが回っていました」(染谷)(編集部・石井百合子)

『きみの鳥はうたえる』ブルーレイ特別版(5,200円+税)、DVD(3,800円+税)は5月10日発売(発売元:日活  販売元:TCエンタテインメント)

『きみの鳥はうたえる』未公開クラブシーン・ディレクターズカットの一部を公開! » 動画の詳細
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