アーミー・ハマー「キャリアで最もハード」 インド無差別テロ映画の舞台裏

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『ホテル・ムンバイ』で過酷な撮影に臨んだアーミー・ハマー - (C) 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

 2008年、インドのムンバイで起こった同時多発テロの標的となった高級ホテルでの壮絶なサバイバルを描いた『ホテル・ムンバイ』(9月27日公開)。本作で宿泊客の一人を演じたアーミー・ハマーが、肉体の限界を感じたという撮影時のエピソードや自身のヒーロー観について語った。

『ホテル・ムンバイ』予告編

 アーミーが演じたのは、アメリカ人の建築家デヴィッド。愛する妻と、生まれたばかりの子供と宿泊した五つ星のタージマハル・ホテルで、テロの実行犯たちとの信じがたい攻防を強いられる。アーミーによるとデヴィッドは「あの日、ホテルに宿泊した複数の人から創造されたキャラクター」。実際の事件を描く際は「生き残った方や遺族への敬意を絶対に忘れないで演じる」と心に誓ったアーミーだが、肉体的にはかなり苦しかったという。「手足が縛られた状態で、硬い石の床の上に何時間も横たわったまま演技をしなければならなかった。それが数日間続き、全身の痛みが取れなかった。はっきり言って、これまでのキャリアで最もハードだったね。『君の名前で僕を呼んで』でのイタリアの田舎町でのゆったりした撮影とは大違い!」

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アーミーが演じたのは、テロの標的となった五つ星ホテルの宿泊客

 しかし、そんなハードな撮影はキャスト同士の絆も育み「毎日、撮影が終わると、この上なくおいしいオーストラリア・ワインで乾杯していた」とのこと。メインの撮影はオーストラリアで行われていたからだ。

 アーミーは、この『ホテル・ムンバイ』の特筆すべき点を以下のように強調する。「テロ事件の多くの映画は、犯人側の顔や素性がわからない『悪魔』として描かれる。でもこの映画は、少年と呼んでもいい犯人たちの動機や葛藤、複雑なシチュエーションにも切り込んでいく。だから脚本を読んですぐに出演を決めたんだ」。さらに監督のアンソニー・マラスが撮った過去の短編『ザ・パレス(原題)/THE PALACE』を観たアーミーは、「15分の作品なのに、それまでの僕の人生で最も衝撃を受けた時間だった。見終わって、ひたすら部屋の中をグルグル歩き回ってしまった」と出演の決め手を語る。

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メイキングより

 作品に絡めて「あなたのヒーローは?」と聞くと、映画監督の名が返ってきた。「フェデリコ・フェリーニ、デヴィッド・フィンチャーかな。映画の歴史を変える改革者にあこがれる」とのことで、アーミー自身も近い将来、映画を監督したいという話に発展。「映画は俳優のものではない。最終的に監督のものだからね。常に題材を探していろんな記事を読んでいるよ。具体的な企画は動いてないけど、一つだけ決めていることがある。監督第1作には僕は出演しない。演出に集中したいから」

 そしてアーミーのファンが気になるのは『君の名前で僕を呼んで』の続編だ。これに関しては「監督のルカ(・グァダニーノ)とは、常に脚本に関してやりとりを続けている。今僕が言えるのは、前作のラストからつながる物語……ってことだけ」と思わせぶりな笑顔を見せるアーミー・ハマーだった。(取材・文/斉藤博昭)

映画『ホテル・ムンバイ』は9月27日よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開

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