「スカーレット」北村一輝“ダメ親父”はなぜ憎めない?

なんか憎めないヒロインの父親(北村一輝)
なんか憎めないヒロインの父親(北村一輝) - 提供:NHK

 現在放送中のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で、ダメな部分も多いが、どこか憎めないヒロインの父親・川原常治を演じている北村一輝。第1週では、ヒロインの幼少期役の川島夕空との仲睦まじい掛け合いも話題を呼んでいるが、北村が自身がふんする父親の魅力について思いを語った。

北村一輝、リアカー引く姿もサマになる!「スカーレット」第1週【画像】

 連続テレビ小説101作目となる「スカーレット」は、焼き物の里として知られる滋賀・信楽を舞台に、地元の信楽焼に惹かれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込む喜美子の人生を追っていく。その喜美子の父を演じる北村は、連続テレビ小説への出演は初めてとなる。

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 常治は山っ気があり、すぐに見栄を張って酒をふるまう癖と、困った人を見捨てておけない人のよさで、金が身につかないという役どころ。戦後、借金から逃れるために一家で信楽へやって来て、上り調子の窯業で運搬の仕事を始めることになる。

スカーレット 北村一輝
提供:NHK

 北村は常治を「昭和のお父さん」と表現し、こう分析する。「一見すると、亭主関白で、酒ばかり飲んでいる自分勝手な父、借金もしたりと、……いいことゼロですが、常治には『怒る』の裏側に深い愛情がある。愛情があるからこそどなったり、愛情があるからこそ本気で怒れる、その絆が家族にも伝わっていて、根本には必ず愛がある。表面的には『もう常治という親父、いいかげんにしろ!』と感じるときもあると思いますが、見ているとなにか憎めない。そんなところがあるキャラクターではないかと思います」

 そんな常治の明るさと楽天家を譲り受けたヒロインの喜美子。北村はその子ども時代を好演する川島の演技が一番の印象にあるという。「もう本当に元気で度胸もあり、関東出身にもかかわらず、しっかりと大阪ことばのセリフも覚えて完璧に準備していて、すごくえらいなぁと関心していました。彼女の持っている根本的な明るさや目の強さも印象的です」

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 また、視聴者の話題となっている劇中での親子の仲睦まじいやり取りについて、「2人で『何してんねん!』のような、ボケとツッコミを何度もやっていました。仲がいいからこそできる、大阪ならではの対話です。全国的に見るとわかりにくいかもしれませんが、大阪だと親しいからこそつっこんだりしますよね。『あほか』のなかにも親しさがある。そういった部分を取り入れ、2人でいっしょに雰囲気を作りました。時間が空いているときにはなるべく子どもたちと話をしていましたね」と振り返る。

 自身も大阪府出身の北村。「ひとつ注意していることと言えば、自分も含め、大阪ことばのネイティブ同士で話していると、話すスピードがすごく速くなる。だから気を抜いてしまうと、感情が乗ってくるにつれ会話がどんどん速くなり、関西出身ではない人には聞き取れない会話になってしまいがちです。気持ちが乗っているときは速いし、逆に遅くなったときは『あ、途中で気づいたな』と思ってください(笑)」とネイティブならではの裏話も明かしている。(編集部・大内啓輔)

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