ピエロ嫌いのジェームズ・マカヴォイ、『IT/イット』出演に迷いなし

大人になった子供たちは、再び恐怖に向き合う…… - (C) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 ベストセラー作家スティーヴン・キングの代表作を実写化した大ヒットホラー映画の最終章『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で主演を務めたジェームズ・マカヴォイ。ホラー映画はあまり観ず、ピエロ嫌いでもあることを告白する彼が、それでも本作に惹かれた理由を語った。

【動画】『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』予告編

 アメリカの田舎町デリーに潜み、子供たちの命を奪うピエロ姿の怪異ペニーワイズ。前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の27年後が舞台となる最終章では、かつてその恐怖を退けた子供たち“ルーザーズ・クラブ”が、再び児童失踪事件が発生した故郷へと舞い戻る。

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 ペニーワイズは、相手が最も恐怖するものを見せて命を狙う怪異だが、ベースとなるのは恐ろしいピエロの姿。世の中には「ピエロ恐怖症」(道化恐怖症)という言葉があるほどで、マカヴォイも「ピエロもそうだけど、ピエロを演じることを楽しんだことは一度もないね。なぜかはわからないけど、子供のときから好きじゃない。ちょっと悪意があって、疑わしい感じがするんだ」と告白する。

 さらに「正直に言って、僕はそんなにホラー映画のことを知らない。子供のころ『エクソシスト』を観て、もうホラー映画を観るのはやめようってなってからね」とホラーにもトラウマを抱えている様子。だが『IT/イット』の原作とは15歳のころに出会い、本作で自ら演じた主人公・ビルに共感を覚えたという。「大好きだったね。ビルはグループの中でも、前に出るようなタイプじゃない。自分から何かを仕切ろうとしない観察者なんだ。そして、お呼びがかかると決断を下す。そうしたところが、どこか自分に似ていると感じた。だからのこの作品に出演する決断も簡単に下せたんだ」

 「そしてもう一つ、ホラー映画はクオリティーがかなり高くないといけない。良い脚本、良い演技、良い撮影、良い音楽がそろって、観客が登場人物に感情移入できなければ怖くない。そして、もし怖くなかったお終りだ。だから僕にとって、こういったクオリティーを追及する映画に関わるのは、とても納得がいくことなんだよ。特にこの作品ではね」

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 撮影も肉体的には厳しかったものの、ホラー映画とは思えないほど和やかだったという。大人になったルーザーズ・クラブが中華料理屋で再会するシーンには、確かにその雰囲気が反映されている。「怖い映画をやるのに、現場の雰囲気が怖いものになる必要はないと思う。みんなで一緒に酔っ払って、食事をして、何度か一緒にカラオケに行ったんだ。お互いに馬鹿げた姿を見せ合うためにね。そういったことを、恐れないようにしないといけなかった」。

 また、現場をまとめあげたアンディ・ムスキエティ監督の手腕も絶賛。「素晴らしい人だよ。彼の想像力には驚くべきものがある。エネルギーも際限がなくて、喜んで24時間ぶっ続けで撮影するような人。映画作りのプロセスが大好きなんだ。全ての監督がそういうわけじゃないからね」 というマカヴォイだが、その情熱ゆえに困ったこともあったという。「撮影中に彼がよく言ったのが『パーフェクトだ! パーフェクト! よしもう1テイクやろう』ってセリフ。するとみんなして『君はパーフェクトの意味を理解していない』『そりゃパーフェクトじゃなかったってことだろ?』ってなるんだよね」。(編集部・入倉功一)

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は11月1日より全国公開

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