斎藤工、苦難続きの映画公開に熱い思い「今の日本映画に対する復讐心燃えた」

ついに公開決定!熱い思いを語った斎藤工

 俳優の斎藤工が22日、都内で行われた主演映画『MANRIKI』の公開直前イベントに来場し、数々の苦難を乗り越えて完成させた本作の公開が決まり、誇らしげな表情で心境を語った。この日は芸人の永野、共演者のSWAY、そして清水康彦監督も来場した。

【写真】斎藤工、永野ら『MANRIKI』公開決定に喜び!

 「ファッションイベントにゲスト出演したときに感じた違和感から着想した」という永野が原案・脚本も担った本作。「齊藤工」名義で永野と共に企画・プロデュースを担当した斎藤も「3年かかってしまったんですけど、それはある意味、今の日本映画に対する復讐心みたいなものが絶えず炎として燃え続けた3年でもありました。その炎が大きくなって、公開を迎えるということに僕は意味を感じていますし、協力してくださった方々、支えてくださった皆さんにとても感謝しております」と誇らしげな表情。

[PR]

 本作は顔デカ、小顔矯正、合コンで鼻が取れる女性といったキーワードの数々で語られる強烈作。「小顔矯正スリラーサスペンスという話で始まったんですけど、結構断られてしまい、なかなか映画完成までたどり着けなかった」と語る永野が、「でもそこから自分の深層心理がどんどん深く掘り下げられていった。その時も工くんは形だけのプロデューサーではなく、我々の世界観に信頼を置いて、外側に向けて妥協しなくていいんだよという形で舵を切ってくれて。自由にやらせてくれた」と感謝すると、清水監督も「あきらめそうになった時も、プロデューサー齊藤工が『これはいい映画になる』と鼓舞してくれて。こんなにあきらめない人もいるんだなと思った」と振り返った。

 そんな斎藤は「できあがった作品は、塚本晋也監督の『鉄男』や、ニコラス・ウィンディング・レフンの『ネオン・デーモン』とかそういう世界観をかもし出している。そうした作品ができたのも、この3年間の鬱屈した思いを作品に込めたということはあると思います。ある意味では『ジョーカー』を超えている部分もあると思います」と自負してみせた。

 そしてイベント終盤、「これだけは言いたい」と語った永野が、「齊藤くんはプロデューサーだけで、表に出なくていいと言っていたんですが、いわゆる“永野の頭の中を具現化”できるのは、工くんしかいない。きっと彼のキャリアの中でも、ものすごい映画ができたと思います」と力説すると、清水監督も「自分が観た(斎藤工の出演作の)中では、一番好きですね」と続ける。

[PR]

 本作の制作過程では、大手映画会社がコンプライアンスの方針で本作の企画書を受理しなかったり、本作の宣伝のために斎藤がテレビ番組に出演したはずなのに、スポンサーの関係で、本作の宣伝をしないでほしいと言われたりと、何かと困難がつきまとったという。そんな本作について斎藤は「単なる“昼顔ラッセン”映画ではないですね」と冗談めかしつつも、「今の日本で自由を求めることが、こんなにも不自由なことなのかと痛感しましたが、映画にはテレビにできないことを追求してほしい。でも圧力があるから、破裂するようなパッションも同時に宿ったと思います。これからの日本映画に一石を投じる作品になったと思うので、ぜひ体験してほしいなと思います」と誇らしげに語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『MANRIKI』は11月29日よりシネマート新宿ほか全国順次公開

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア

楽天市場

[PR]