鈴木京香、チャン・チェンら写真家・上田義彦の初監督作へ 『椿の庭』追加キャスト発表

映画『椿の庭』より。左上から時計回りに鈴木京香、チャン・チェン、清水紘治、田辺誠一
映画『椿の庭』より。左上から時計回りに鈴木京香、チャン・チェン、清水紘治、田辺誠一 - (C)2020 “The Garden of Camellia”Film Partners

 写真家、キュレーターの上田義彦の監督デビュー作で、富司純子シム・ウンギョンが主演を務める『椿の庭』(7月公開)の追加キャストが発表。椿が咲き誇る一軒の家に住む絹子(富司)と娘の忘れ形見である渚(ウンギョン)、そこを訪れる人々の一年間を描いた物語で、鈴木京香が絹子の娘、渚の叔母・陶子、ウォン・カーウァイ作品などで知られるチャン・チェンが招かれざる訪問者・黄(ファン)を演じるほか、田辺誠一清水紘治の出演が決定した。

 本作は、サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦が、構想から15年の歳月をかけ完成させた。物語は、夫の四十九日を終えた絹子に一本の電話がかかってくるところから幕を開ける。絹子と孫娘の渚を、黄とともに絹子の家を訪れる戸倉に田辺誠一、絹子の亡き夫の旧友・幸三に清水紘治がふんする。

 映画出演は『食べる女』以来約2年ぶり、4月クールの主演ドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」(テレビ東京系)を控える鈴木は、上田の初監督への出演に以下のようにコメント。「これまで何度もご一緒させていただきました上田さんの、美しい絵、涼やかな映像が映画になるという事で、完成をとても楽しみにしていました。そして、家族と家を案じる心優しい女性の役で出演する事が出来たことをとても嬉しく思っています。私にとって、海を眺める日本家屋で富司さんと母と娘として接した時間は、何にも代えがたい貴重で幸せなことでした。美しい佇まい、優しい声、丁寧な所作……日本女性として、女優として、憧れの方です。また、亡き母の姿を求めて日本にやってきた切なく可憐な渚は、ウンギョンさんの姿にぴったりと重なって、渚のことが大好きな叔母の気持ちに自然になれました。多くの方に暮らしを愛しむ素敵な時間を過ごして頂ければと思います」

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 一方、チャン・チェンは妻夫木聡忽那汐里らと名を連ねた『黒衣の刺客』(2015)、SABU監督と組んだ主演映画『MR.LONG/ミスター・ロン』(2017)など日本とゆかりが深く、上田組を以下のように振り返っている。「上田監督の脚本は詩的な美しさを潜め、読んでいるうちに自然と脳裏に優美な映像や光景が浮かびました。今回は日本語の脚本とセリフということもあり、特に言葉への理解と練習に努めました。撮影前には監督と役柄について意見を交わし、撮影中も監督のスタイルを観察することで、この映画で構想されている世界観への理解を深めることができました。共演した富司さんについては、撮影前に多くの出演作を鑑賞しました。現場では、富司さんが座っているだけで役に注ぐありったけの感情やエネルギーが伝わってきました。ウンギョンさんは、非常に聡明かつ明敏な役者で、監督が投げかける課題を的確に解釈しています。彼女の芝居には驚かされました」(編集部・石井百合子)

映画『椿の庭』は7月、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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