映画『ドラえもん』最大のヒット生んだ監督に聞く!おすすめドラえもん映画

新作は8月7日公開!
新作は8月7日公開! - (C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

 国民的アニメ「ドラえもん」の劇場版シリーズ最大のヒット作『映画ドラえもん のび太の宝島』(2018)で監督を務めた今井一暁と、脚本を担当した川村元気。劇場版最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(8月7日公開)で再びタッグを組んだ2人に、劇場版過去39作のなかから、“個人的おすすめ作品”を聞いた。

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 今井監督が選んだ1作目は、『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006)。劇場版第1作『映画ドラえもん のび太の恐竜』(1980)のリメイクとなる本作は、のび太と恐竜のピー助の不思議な絆が描かれる。のび太やドラえもんなどの声優キャストが一新してから初の劇場版作品となった。

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(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

 「声優陣が一新して初の劇場版ドラえもん。当時劇場で観てあらゆる意味で衝撃でした。これまで芝山(努)監督中心に築き上げられてきたなじみ深いドラえもんが渡辺(歩)監督によって一気に現代風にヴァージョンアップされたばかりか、それがなお『ドラえもん』として説得力を持ち、みごとに成功していたからです。僕はこの作品がなければ今の劇場版ドラえもんは存在しないとまで考えています。これまでどちらかといえば子供向きと見られていたドラえもんが子供だけでなく、大人も『映画』として観賞できる作品になったのではないでしょうか。奥行きのある空間で生き生きと動き回るキャラクター、肌感覚まで伝わってくる渡辺監督の動きと演出はずっと僕のあこがれです」

 2つ目の作品は、太平洋の海底でキャンプを楽しむのび太たちが海底人と出会う『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(1983)。のび太たちと人工知能を搭載した水中バギーとの絆が感動的に描かれる、劇場版第4作にあたる作品だ。

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(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1983

 「僕は小学生の頃テレビで観たのですが、思えば何かを観て感動して泣いたという記憶はこれが初めてではないでしょうか。しずかを助けるためにポセイドンへ突撃するバギーちゃんに、顔をグチャグチャにして泣くという経験が僕ら世代の一つの国民的共通体験になっているのではとさえ思います。でも大人にになって観返してみると単なる自己犠牲の話ではなかったことに気づかされます。ポセイドンとバギーちゃんとの対比から語られる藤子・F・不二雄先生のメッセージ。難しいテーマながらどんな子供でも物語に夢中にさせるストーリーテリングの神がかり的なうまさ。ただただ『すごい』の一言です」

 3作目は、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(2017)。劇場版第37作となる本作は、酷暑に我慢できなくなったのび太たちが、南太平洋に浮かぶ氷山に行き、そこで発見したリングをめぐる物語が展開する。

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(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2017

 「高橋敦史監督が一人で脚本・絵コンテ・演出まで手掛け、藤子・F・不二雄先生の原作ではないオリジナル作品のなかで僕が一番好きな作品です。南極大陸の地下に古代文明の遺跡があるという誰もがワクワクせずにいられない設定に10万年前の全球凍結という科学的学説をもり込んだタイムワープSFの大傑作! ストーリーの面白さだけでなく、美術やキャラクターの色、撮影処理による映像演出など、随所に高橋監督の個性が光り、新しい『ドラえもん』像をかいま見せてくれます。僕が監督した『のび太の宝島』はこの翌年の公開であり、ひたすらプレッシャーを感じていました(笑)」

 また、川村が選んだのは、第1作『映画ドラえもん のび太の恐竜』、地球征服をたくらむ鉄人兵団とのび太たちの戦いを描く第7作『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』(1986)、7万年前の日本に家出したのび太たちが、呪術師・ギガゾンビに立ち向かう第10作『映画ドラえもん のび太の日本誕生』(1989)の3作品だ。

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(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1980 (C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1986 (C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1989

 「大好きな3本であり、脚本を書いた『のび太の宝島』『のび太の新恐竜』は多分にこれらの作品の影響を受けています」とコメントしている。

 『のび太の宝島』で興行収入53.7億円を記録した今井監督と川村が再びタッグを組んだ『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、コミック連載から50年を迎えた「ドラえもん」の劇場版第40作となる記念すべき作品。双子のキューとミューと出会ったのび太たちが、仲間の恐竜を探すために6,600万年前の白亜紀へ旅立つ。(編集部・梅山富美子)

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