『スター・ウォーズ』ジョン・ボイエガ、抗議デモで力強いスピーチ キャリアを失っても関係ない

「平和的に」抗議デモで呼びかけたジョン・ボイエガさん
「平和的に」抗議デモで呼びかけたジョン・ボイエガさん - Dan Kitwood / Getty Images

 映画『スター・ウォーズ』シリーズのフィン役などで知られるナイジェリア系英国俳優のジョン・ボイエガさんが現地時間3日、ロンドンで行われた、アメリカでの黒人男性ジョージ・フロイドさん死亡事件を発端とする抗議デモに参加し、力強いスピーチを行う様子を The Evening Standard など各メディアが報じた。

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 先月25日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性ジョージ・フロイドさんが、警察官に拘束されて亡くなった事件。現場で撮影された、白人警官がひざで首を抑えたフロイドさんに「息ができない」と訴えられても拘束を解かず、フロイドさんが動かなくなる様子を捉えた動画は多くの人々に衝撃を与え、「Black Lives Matter」(黒人の命も大切)を掲げた人種差別に対する抗議運動が欧州にまで広がっている。

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 ロンドンのハイド・パークで行われた抗議デモに参加したボイエガさんは、集まった人々に「黒人の命は常に大切だった。僕らはいつだって重要な存在で、常に何かを意味してきた。僕らはとにかく前に進んできた。そして今がその時だ。もう待たない! 待ったりなんかしない!」と語りかける。

 また、フロイドさんだけではなく、警察の理不尽な暴力で亡くなった黒人たちの名を挙げたボイエガさんは「黒人なら誰だって、お前は黒人なんだと気付かされる瞬間がある。ここにいる黒人もみんな、他の誰かに”お前は黒人だ”と思い知らされた瞬間を覚えているはずだ」と訴え。時に涙を流しながら「皆には、この差別がどれほどの痛みなのかを理解してほしい。自分の人種に意味がないと思わされる日々がいかにつらいものなのかを。そんなことは、前から事実だった試しがないんだ」と語りかけた。

 またボイエガさんは、興奮する聴衆にこうも呼びかけている。「何より重要なことは、この運動をコントロールすることだ。できる限り平和的で、組織的にしていかなきゃいけない。なぜなら、ヤツらは僕らがしくじり、混乱するのを望んでいるからだ。でも今日は違う」。

 スピーチのなかで「この後、僕のキャリアがどうなってしまうのかわからない。でもそんなことは知るか!」と力強く語ったボイエガさん。『スター・ウォーズ』を製作する米ルーカス・フィルムは、シリーズの公式Twitterに、ボイエガさんの写真とスピーチを掲載し「あなたは私たちのヒーローです」とボイエガさんへの支持を表明。ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんも「これほど君を誇らしく思ったことはないよ、ジョン」とツイートした。

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 また、映画『アス』などを手がける映画監督のジョーダン・ピールさんもTwitterでボイエガさんのサポートを表明。さらに『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のキャシー・ヤン監督が「ジョン・ボイエガと仕事をしたい」とつぶやくと、『パシフィック・リム:アップライジング』でタッグを組んだスティーヴン・S・デナイト監督が「きっと楽しめるよ。ジョン・ボイエガは一緒に仕事をした俳優のなかでも、最も準備万端で、才能にあふれ、泣いて笑うほど面白い人だった。おすすめだ」と返信するなど、クリエイターたちからも支持する声が挙がっている。(編集部・入倉功一)

警察官95%が白人の街で起こった、黒人射殺事件を描く 映画『デトロイト』特別映像 » 動画の詳細
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